「解凍方法」についてのトリビア

海生水産ネットショップ店長の久方です。
今日は私共の取り扱い商品の冷凍マグロに欠かせない
「解凍方法」についてのトリビア(古い!)をお話しさせて頂きますね。


当ホームページの「お客様の声」にて、
非常にありがたいお褒めのお言葉を頂戴した
静岡県藤枝市の「田中水産」様。

もちろん10年以上がんばってこられたのは、田中さんのご努力の結果です。

今季の新商品「アイルランド産天然本鮪丼」を食べに行くと出た
うちの社長からこんなメールが届きました。
「おい、田中さんは魔法でも使っているのか?」

はいそうなんです、彼は魔法使いなんです!
どんな凍結状態の冷凍マグロも、その素性を見抜いて
最適な方法で解凍して「色出し」が出来る達人なんです。


ある日、配達時に恐る恐る聞いてみました。
「企業秘密だとは思いますが、どうやってマグロの色出しするんですか?」
田中さんはズバリ言いました。


「完全に芯まで溶け切るまで、冷蔵庫にしまわない事ですよ。
皆さんびびって、途中で冷蔵庫にしまっちゃうからダメなんですよ。」


ガーン!これだけなんです。
確かに、私もびびってある程度マグロの表面が解けたら冷蔵庫にしまってました。

でもそれだと「芯が黒い」状態になってしまうのです!
水揚げ後、船上で-60℃で急速凍結されたマグロ。

それを解凍するには、ただぬるま湯につけただけでは表面しか解凍出来ません。

でもそのまま長い時間漬けると、今度は煮えてしまいます。
大きさによりますが4~5分位でゆるま湯から上げて、室温で放置。
完全に解凍出来たのを確認して、冷蔵庫へ。
風を当てて、色出しが進みます。


これが繁盛店の企業秘密です。
こっそり皆さんにだけお伝えしますね。


ではまた!

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