撮影風景

写真撮影の為、弊社のお得意先の田中水産様(静岡県藤枝市)におじゃましました。
弊社のネットショップ用に、もう少しイメージ画像を増やしたかったのです。
併せて、現在田中水産さんで絶賛販売中の
「北大西洋アイルランド産 天然本鮪のお刺身・丼」
こちらも商品の写真が欲しかったので、お店での撮影をお願いしました。
店主の田中さんは快く引き受けて下さり、お昼の営業の後の貴重な休憩時間のところ包丁を握って下さいました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

ブログの写真は、私がスマホで撮った撮影風景です。
まず何よりもびっくりしたのは、前日にお届けした撮影用のマグロのサンプルが見事なまでに美しく発色した状態で解凍されていた事です。
写真の手前に並んでいるのが、そのマグロです。
天然本鮪(大トロ、中トロ、赤身)
天然南鮪(大トロ、中トロ、赤身)
メバチマグロ(中トロ、赤身)
厳密には、それぞれに最適な解凍方法があるのだと思います。
どれも当日の朝に解凍されたとのこと。
解凍後5〜6時間位たった状態で、これだけしっかりと色出しが出来ているのは凄い事だと思います。
多分、実際に撮影する時間に一番良い色が出るように計算した上で解凍して下さったのでしょう。
その商品の状態がまず圧巻でした。
自分達が納品した商品が、田中さんの技術のおかげでここまで良い色状態になる。
そんな現実を目の当たりにして思わず感動してしまいました。

ただ、プロの目から見た商品に対する厳しいご指摘も数点頂きました。非常に貴重なご意見です。
どうしても私達のような加工業者は冷凍の状態の商品しか見ていない為、その商品を実際に解凍したらどうなるのか?
という視点が欠けてしまいがちです。
早速、商品作りの際に生かしていきたいと思います。

夜の営業もあるので、午後三時から二時間の予定で始めた写真撮影。
段取り良く一時間半弱で無事終了しました。
私の親戚が静岡市内で居酒屋をやっているので、マグロのお刺身が映える器を6枚程お借りし、そのお皿を全部使って、様々なマグロのお刺身の盛り合わせを撮影することが出来ました。
ネットショップの更なるリニューアルを計画していますので、順次そちらでアップしていこうと思っています。

撮影を待つ間、ちょうど別の納品業者の方が見えました。
田中さんとの雑談の中で、「JR藤枝駅前の大きな居酒屋さんが軒並み閉店している」とのショッキングな話を耳にしました。
一年以上も続くコロナ禍の影響が、本当に様々なところに出ていますね。
藤枝のみならず、全国の飲食店さんが同じく厳しい環境に置かれていると思います。
居酒屋さんや飲食店さんに、大勢で集い、皆で乾杯が出来る。
いつになったらそんな日がやってくるのでしょうか。
飲食店さん達の悩める日々が、少しでも早く終わって欲しい。
そう願わずには居られません。