コロナ禍での注文増

おかげさまでここのところ、売れ行き好調です。
梅雨明けの7月頃から、既存のお客様からの注文がほぼコロナ禍以前と変わらない位にまで戻って来た感があります。

もちろん、部分的にまだまだ思わしくないところもございます。
やはり観光地の伊豆半島のホテル・旅館向けや冠婚葬祭向けの需要は弱いままです。
伊豆半島については、関東エリアの緊急事態宣言や熱海の豪雨災害の影響が大きいと思います。
冠婚葬祭の「葬」については、もう以前のように大人数で会食をする事(その席でマグロのお刺身が提供されていました)はあまり行われず、少人数でなおかつお持ち帰りの「お弁当・お料理」の形式に変化した事がそのまま定着してしまうのではと推測します。
そうすると、お弁当にはマグロのお刺身は入らないんですよね…。

しかしそれ以外は、みなさん通常営業で頑張られています。
今感じるのは「このままでは本当に潰れてしまう」
という本気の危機感です。
昨日のセリ場でも、セリに参加される方々の本気度を強く感じました。
今日売る為に、良いマグロが欲しい。
その一心から、セリ値がぐんぐん上がって行きます。
冷凍マグロの搬入量激減による相場高はもちろん影響ありますが、それ以上に「良いマグロ」に対する引き合いがここのところ本当に強くなってきました。

私達卸売り業者には、休業補償は有りません。商売をやり続けるしかありません。
飲食店や鮮魚店、ホテルや旅館などマグロを美味しく提供して下さる方々がいて初めて私たちの商売が成り立ちます。

皆様のご商売が繁盛されますように
弊社は自分達にやれることを日々やるのみです。
「良いマグロを仕入れて、お求めやすい価格でお客様に提供する」
言うだけなら簡単です。
愚直に毎日頑張ります。