人生100年時代

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8月27日の日経新聞の第二部の一面、現在はスズキの相談役をされている鈴木修さんのインタビュー記事が大きく掲載されていました。

「人生100年の羅針盤」という特集記事で、鈴木修さんは「生き抜くことが人生」と語っています。
現在91歳。100歳までまだ10年も有る。
相談役に退いた今も、生涯現役の気構えで社会貢献を追い求めるとのお話でした。

私は現在51歳。修さんとちょうど40、歳が離れているということになります。
人生の大先輩から、そのようなお話を伺うとコロナ禍で右往左往している今の自分がとてもとてもちっぽけな存在に思えてなりません。

私は一度だけ、鈴木修さんに実際にお目にかかった事があります。
場所は東京のJR有楽町駅のホームです。
10年程前、社長と二人で築地に商談に行った帰りの事です。
有楽町駅の山手線ホームで電車を待っていると、スーツを着た大人数の集団が階下から現れました。
その中ほどに、小柄で恰幅の良い白髪の男性が見えました。
私は即座に「スズキの鈴木修社長(当時)だ!」と気づき
大集団が私の横を通り過ぎる時、ごく自然に会釈をしたのです。
そうすると、こともあろうことか鈴木社長は一旦立ち止まりハッキリと私のほうを見て、会釈し返して下さったのです!
横に居たウチの社長はぎょっとし、鈴木社長の周りの方々は私の方を見て首をかしげて「誰?」という感じがありありと分かりました。

鈴木社長だけはそんなのおかまいなく、スタスタと先に歩いて行かれました。

「お前、修さんと知り合いなのか?」とウチの社長。
「もちろん私の方は、存じ上げていますよ!」と私。
二人で爆笑しながら、帰路に就いたのを覚えています。

たった一瞬の遭遇でしたが、確かに鈴木修さんには何か特別なオーラのようなものを感じました。
それは人を緊張させるものではなく、何かとても暖かい、包まれるような感じです。
スズキという静岡県、いや日本を代表する大会社のトップ
ですから、やはり並の人物では有りません。
とても良い運気を分けて頂いた気持ちになりました。

ちなみにその時私が着ていた白いポロシャツは、ラッキーアイテムとしてその後も度々商談などで大活躍しました。今も大切にしています。

人生100年とすれば、私なんかまだ半分。
リタイヤなんかまだまだ先の事です。
人生の大先輩、鈴木修さんのとの誌面での再会。
勇気とやる気をまた頂きました。