夏の本鮪

写真は静岡市場に入荷した、青森産の生本鮪です。
いつもマグロだけを撮影してしまい、あまりその大きさが分からないので今回は仲買さんに比較対象として横に立ってもらいました。
弊社がいつも買い付けをお願いしている仲買さんです。
ご協力ありがとうございました。

手前のマグロは何と160kg!
ちなみ仲買さんは中肉中背、多分私と同じくらいの70〜80kg位だと思います。
大人と比べても、かなりのデカさですね!

ただ、やはりまだ夏のマグロですのでほとんど脂が乗っていないのです。
よく観察して見ますと頭でっかちで、下半身に向かって細い感じです。
特に手前よりも2本目の方が痩せていますね。
このように本鮪は100kgを越す物はざらですが「体重が重い」のと「脂の乗り」とは全く別物だという事です。

見るたびにこう思うのです。
「よくこんなデカイのが、海を泳いでいるな〜!」
「よくこんなデカイマグロを釣り上げるな〜!」
まるで素人のような感想ですみません。
でも本当にそう思うんです。

175cm73kgの私のほぼ倍くらいのマグロが、大海原を死ぬまで止まる事なく泳ぎ続けている。
生命の神秘と申しましょうか、自然の偉大さを感じると同時にちっぽけな自分という人間の存在とをつい比較してしまいます。

ちなみにこの生マグロのお値段は?と言いますと、直接聞いてはいませんが豊洲市場の相場表によりますと安値でもキロ2,000円高値はキロ数万円!もします。
可食部分はほぼ半分と考えますと、原価でキロ4,000円以上になります。

弊社が主に仕入れる冷凍メバチマグロは
今年が異常に高値といっても
安値キロ950円
高値キロ1,800円位です。

やはり、夏の鮪といえども
近海の青森産の生本鮪は高級品ですね!