年末に向けての展望その二

(業務用・店舗向け商材)
冷凍マグロの搬入量の減少により、今年の春頃より相場が高騰しています。

この状況は今しばらく続くと思われます。
主な理由としては、輸入冷凍マグロの主力たる台湾船の出漁がままならないことが挙げられます。
船員の供給源のインドネシアで新型コロナ感染が酷く、漁に出たくても出れない状況が続いているのです。

相場高といっても、
内容を見るとかなりいびつなものです。
(一昨年)(昨年)(今年)の冷凍大バチ赤身のおおよその相場を比べると
縮み 1,000-900-1,100
並   600-500- 950
ざっくりとした数字ですが、こんな感じです。
いかに現在の並品(スソ物)の値段が割高かお分かりいただけるかと思います。
本日のセリ場で、写真を撮って来ました。
53番56kg縮み
55番65kg並
たったキロ100円程の差しかありません。
ご商売で使うなら、絶対に「縮み」の良いマグロがオススメです。

逆に、鮮度の良い「縮み」の魚の評価は実はそんなに変化していません。
これらの良グレードのマグロは、主に飲食店等向けだったからです。
緊急事態宣言が全国的に出ている中でこの良品が行き先を失い、品薄にもかかわらず値段が出ないのです。

今後必ず、景気は回復します。
その時を見据えて、全国の飲食店の方々はどうか前向きに今後のご商売を進めるべく、新メニュー等是非ご検討下さい。
もし新たに冷凍マグロのメニュー提案をされるのでしたら、今なら絶対に「縮み」のマグロをお勧めします。
少しでも安い物が欲しいと並品につい目が向きがちですが、相場と品質とのバランスから言って業務用なら絶対に「縮み」です。

弊社商品でしたら、「大バチ縮み天身の板取」がお勧めです。
スジが無い天パの部分を、解凍しやすく2.5cm厚の板状にカットしています。
ネットショップにて、是非一度ご覧くださいませ。