緊急事態宣言の解除

いよいよ政府が緊急事態宣言を9月30日をもって解除すると表明しました。

7月12日から9月末日迄ですから二か月半以上も続いた事になります。
その期間中には、東京オリンピックとパラリンピックが無観客で開催されました。
ちょうどまるまる夏休み期間とも重なり、この夏は県外への移動等が基本的に無理となったので、各地の観光業界は大打撃を受けました。
また飲食店業界では、夜の営業が中心の居酒屋を始め、かなりの割合で営業自粛に追い込まれました。
様々な支援策が国や各地方自治体から提供されていますが、申請が複雑だったり支給迄時間が掛かったりと多くの問題が見受けられます。

そもそも何故飲食店だけが自粛の対象なのか?
飲食店でクラスターが多発したのは、昨年のごく初期だけです。
その後はみなさん感染症対策に気を配り、十分に換気を行いながら営業をされていました。
昨年の冬は、寒いなと思いながらも玄関ドアや窓を半開きにしているお店をよく見ました。それ位、みなさんがんばっていたのです。
今回の感染増はあくまで世界的な傾向であり、
日本だけでどうにかなるものでは有りませんでした。
世界中でほぼ同時に感染が広がり、収まっているのです。
喉元過ぎればではなく、この対応で本当に良かったのか有識者委員会の存在意義と共にしっかりと検証して欲しいです。
冬にまた次の波が来れば、理由も分からないまま、また営業自粛といいかねない。
そんな悪しき前例主義が、日本の良くないところなのです。

いずれにせよ、新たにスタートを切るしかありません。
受けた傷はとても大きいし、商売とは継続する事ですからお店を休んだ事によるダメージは計り知れないものだと思います。
全ての飲食店さんが、元気に営業を再開されますことを
心より祈っております。
みんな、外に出てお金を使いましょう!