飲食店に活気戻る

ここまではっきりと動きが変わるとは思いませんでした。
9月30日に緊急事態宣言が解除されてからというものの今までお休みしていた反動でしょう、各地の飲食店さんが軒並み盛況との事です。
まずは良かった良かったです。
まだたった数日ですが、弊社でも久しぶりの注文を頂いたり、通常の注文も数量が増え始めています。

家庭の食卓での家族の団らんももちろんとても大切なものです。
先月家族が入院した折、そのことは痛感しました。

よく女性の方が「食後のデザートは別腹なの」と言われますよね。
家庭での食事と同様、外で食事をするいわゆる「外食」も私達の生活に欠かすことの出来ないことだと今回の緊急事態宣言のおかげで、あらためて思い知らされました。
やっぱり美味しい料理とお酒を素敵なお店でいただくことは幸せの風景ですよね。

秋の夕暮れは早いです。
飲食店の明かりは灯され、お店の外からは、窓辺の席に座ったお客様がグラスを傾ける姿が見えます。
わいわい騒ぐのは未だ厳しいでしょうが、それでもにぎわいが感じられます。
私などは、ただそれだけで何かワクワクします。

私の住む静岡市は、地方都市の中では人口に対する飲食店の数は多い方だと聞いたことがあります。
静岡市は市町村合併を繰り返してきた事もあり、
面積自体は広いものの、その大部分は森林です。
平地が少ない上地価も高いので、大きな工場等が少なく昔から商業の街として栄えて来ました。
また県庁所在地でもあり、近隣の市から通勤してくる人も多く、仕事帰りに一杯飲んで帰るという文化が定着していたと思います。
電車やバスでの通勤者が多いのも、飲みニケーションには欠かせない要素ですものね。
車通勤では、帰りにちょっと一杯という訳には行きません。

それが緊急事態宣言で一変しました。
特に公務員の方などは、仕事帰りにちょっと一杯なんて無理になり、いきおい脇目も降らず自宅へ直帰。
家飲みというスタイルが定着してしまいました。

でもやっぱりそれだけじゃやっぱりつまらない。
たまには外で飲みたい。美味しいものが食べたい。
ごく普通の感情だと思います。
ゼロコロナなど考えず、インフルエンザの時と同じようにウイルスと付き合っていく。

普通の生活を早く取り戻す事。
その事が一番大切だとと思います。