巨大な大間産本鮪入荷!

10月28日の早朝、
いつもの通りに冷凍マグロのセリ場に向かうと
なにやら人だかりが。

写真の通り、巨大な生の本鮪がセリ場に並んでいます!
それもあの有名な「青森県大間産」
セリ人ががんばって産地から引っ張ったそうです。流石です。

セリ番号
①355kgセリ値キロ5,000
②215kg
③213kg
④195kg
②~④は値段出ずでしたが、
仲買さん各社が品定めしていましたので
良い値段が出ることでしょう。
夏前に来たマグロと違い、脂が乗って来ています。

それにしても①番の355kg
という大きさにはびっくりです。
355kgの生マグロを見るのは私も初めてです。
現物を見てあらためて思ったのは本鮪は体の割に目が小さいという事です。
いつもセリ場でメバチマグロばかり見ているので
それと比べると明らかに小さい目をしています。

355kg×5,000=1,775,000
一本で177万円以上する訳ですから、
やはり本鮪は海のダイヤと言われるのですね。
東京の豊洲市場でも、キロ一万円する本鮪は殆どありません。
このキロ五千円も結構な単価だと思います。
同日の豊洲市場の相場も青森の釣りの本鮪キロ5,000円
青森の縄の本鮪キロ8,000円でした。

そう考えると、年始のご祝儀相場の
一本一億円などと言う価格が
かなりおかしいのはすぐに分かります。

もし一億円のマグロが同じく一本355kgだとと仮定しますと、
355kg×281,690=99,999,999
なんと㌔単価28万以上!
とても販売出来る単価では有りません。
もちろん時期も良く、年始の初セリといえども
キロ5,000円とキロ281,000円では差がありすぎです。
キロ数万円位が妥当な単価ではないでしょうか?
メディアが作った初セリ相場、
マグロに携わっている方々みなさん困惑しています。