小雪混じりの静岡市

一年中温暖な気候で知られる静岡県。
平野部では殆どと言っていいほど雪が降りません。
そんな静岡市内でも早朝は冷え込み、昨日はマイナス1℃でした。
今朝はさらにもう2~3℃下がるとの予報でしたが、
朝ではなく昼間の気温の事でした。
どんよりとした曇の広がる空で、こんな時に雪が降るんだよなと考えていたら
窓の外は小雪混じりの雨模様となりました。
早朝は5℃有った気温も、昼間は逆に3℃と下がりとても冷える日中でした。
関東や雪国の方に笑われそうですが、少し小雪が舞っただけで喜ぶのが
静岡の平野部に住む私達なんです。
はい、それくらい雪が珍しいんです!

例年お正月明けは、マグロのお刺身の消費もひと段落です。
お正月に沢山美味しいものを食べた反動ですから、致し方ありません。
逆に販売が伸びるのが、ねぎとろや切り落とし等のマグロ加工品と呼ばれる商品です。
現在の冷凍マグロのスソ物や安口は、このような加工品に回る部分も多くなっています。
聞くところによりますと、この年末年始のマグロの販売状況は
冷凍マグロの赤身は値段が高騰した為、大幅な販売量ダウンのようです。
蓄養マグロが生・冷凍を問わず主流となり、そのマグロの赤身だけで十分だったとのこと。
全ては今後の冷凍マグロの搬入状況次第では有りますが、
約一年近く続いている高値のままでは販売不振が続きそうです。
どこかで下げの方向に向かって欲しいのが、いち業者としての望みです。

逆に弊社の主力商品でありますメバチマグロのトロ商材については、
その品質と価値がお客様に認められて、在庫が無くなりそうなくらいに販売が好調でした。
さっそく来週から、メバチマグロの脂物の加工を始めます。
12月は良いマグロがたくさん並ぶので、良い脂のメバチマグロを大量に仕入れました。
赤身のマグロと違い、こればかりは時間を掛けて一本一本吟味しないと
加工する段階で商品の出来栄えに大きな影響が出ます。
最も販売が伸びる12月は、実は仕入れの面でも非常に大切な時期なんです。
良いマグロを見ると、忙しいのについ買いたくなる。
我々マグロ屋の悪い癖ですね!