中トロ

写真はメバチマグロの脂身
いわゆる「トロ」のサクです。
写真の右手の白くなっている部分が「とろ」です。
向かって左側の赤い部分が文字通り「赤身」です。
トロは部位によって「大トロ」と「中トロ」
の二つに呼び方が分かれます。
「大トロ」は「腹の蛇腹状の部分」のみを指します。
それ以外の部分は腹でも背でも「中トロ」です。
私が考えるに「中トロ」とはこの写真の通りの部分の事。
トロと赤身が絶妙のバランスで混じっている部分こそ
まさに「中トロ」と呼ぶにふさわしいと思っています。

マグロの脂の乗り方は種類毎に若干異なります。
①トロと赤身のコントラストがはっきりしている
②全身に脂が回る
おおまかに言って上記の二つに別れます。

「トンボ」と呼ばれるビンチョウマグロや
キハダマグロはこのようにトロと赤身の部分が別れず
全身に脂が乗る事が多いです。
メバチマグロや南マグロは、写真のように
脂の乗る皮身と赤身の天パ部分がくっきりと分かれます。
海水温の低い漁場のほうが脂の層は厚くなりますし、
脂の線も太くなりみっちりしてきます。

本鮪は漁場と時期によっては
①②の合わせ技のような不思議な脂の乗り方をします。
皮身にびっしりと脂が乗り、かつ天パの部分まで
脂が差すものがいるのです。
キハダやトンボとの違いは、全身脂でなおかつ
脂の乗り方にコントラストがあることです。
これこそ本鮪が赤身まで美味いという事の証明です。

私は写真のような「中トロ」が大好きです。
これならいくらでも食べる事が出来そうです。
昨日スーパーに買い物に行きましたが、
なかなかこんな中トロは売っていませんね。

こんな冷凍マグロの「中トロ」は
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ぜひ一度除いてみてください。
他では手に入らない「中トロ」を
たっぷりお召し上がりください!