分かれ身のトロ

写真は天然南鮪のトロのお刺身です。
天然南鮪のトロは、食べてみると分かります。
なんとも「甘み」のあるトロなんです。
文字通り「とろける」美味しさです!

今回のトロは「背の分かれ身」の部分です。
マグロの背ロイン(フシ)の上部には
強いスジ(大筋・オオスジ)が有ります。
そのスジより更に外側に有る「三角形の部分」
これが「背の分かれ身」です。
魚体が大きければ、この三角形の部分も
十分にひとサクとれる大きさなのです。
(やや三角形や台形に近いですが…)
マグロの脂は基本的に皮ギシに乗るので、
外皮のすぐ下に有る「背の分かれ身」の部分は
りっぱなトロになるのです。

「背の分かれ身」が、他の部分と異なるのは
年輪のように見える細胞膜同士の幅がせまく、
組織がより密になっている点です。
よりきめの細かいトロで、舌触りというか
歯ごたえが若干有る感じが他の部分と異なります。

トロは「脂が乗っている部分」という事で
特定の部位を指す言葉では有りません。
唯一「大トロ」と呼ばれる部分だけは
腹の蛇腹状になった部分を指します。
それ以外の部分は背でも腹でもみな
「中トロ」になります。

今回の「分かれ身」のトロは、
「血合ぎし」のトロのちょうど対極にあります。
どちらも歯応えに特徴のある部分です。
残念ながら弊社でも、この部分だけの
トロ製品は有りません。
しかしながらこの「分かれ身」のトロも
確実にトロサクの中に入れています。
もし「分かれ身」が入っていたら
当たりのようなものですね!

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