写真は2月22日の静岡市場の
冷凍マグロのセリ場です。
その数200本以上！
壮観ですね！
連日数十本位だったのですが、
なんとこの日は「毎年恒例」の大量入荷日です。
二社有る荷受け会社のうちの一社、
三共水産㈱のマグロセリ人の方の誕生日なのです。
この日に合わせ、各荷主がご祝儀代わりに
選りすぐりのマグロを多数上場してくれます。
この日ばかりは、日本で一番マグロが並ぶ市場です。

こんな事が出来るのも、ひとえに彼の人気のなせる技。
主に焼津や清水、三崎や東京の荷受等
様々な荷主（出荷業者）との繋がりをお持ちです。
多くの荷主からマグロを集めてセリを行い、
少しでもマグロを高く買ってもらう様に
日々尽力されています。
そんな彼を慕って若いスタッフがキビキビと動く。
そんなとても活気のある市場なのです。
荷主からの信頼が厚い理由も良く分かります。

これは静岡市場全体に言える事なのですが、
新口のロットの入荷がとても早いです。
特に通関の無い日本船籍のマグロは、
水揚げしたてのものがセリに並んでいる事も有ります。

これはやはり産地市場の為せる技と言えるでしょう。
荷主もすぐに市場での評価を知りたいですから、
アンテナショップ的な要素もあるのだと思います。
荷主の方も自分の目でマグロの質も確認出来ますし、
実際熱心な荷主はほぼ毎日セリを見に来ています。

そんな静岡市場恒例のマグロのお祭りの日なのです。
私のような清水・焼津の場外問屋さんが
自然とこの日はわんさか買いに集まってきます。
皆さん何の日か良くご存知なんですね。

私もいつもより早く家を出て市場に到着。
勇んで全部下付け終了、いざセリ開始。
結果は散々でした。
そう、毎年この日は買えないんです！
ライバルは多いし、セリは強含みになるからです。
またコツコツ頑張ります！

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