安価なトロ商材を求めて

弊社は基本的に「天然物」のマグロにこだわり
仕入・加工・販売を行っています。
しかしながら、現在のマグロの流通販売で
(生鮮・冷凍を問わず)絶対に無視出来ないのが
「畜養」と呼ばれる、餌を与えて人工的に太らせた
種類のマグロの販売動向です。
現在「新物」の畜養本鮪の入荷が始まり、
今年の値決め価格が昨年と比べて高騰しているそうです。

その影響でしょうか、弊社があつかう
「メバチマグロのトロ」への問い合わせが
ここのところ増えている感が有ります。
ただ天然物ですから、脂の乗りも「畜養」のように
どれを切っても金太郎飴とはいかないのが難しいところ。
トロ商材を安定して取引する為に出来たのが
「畜養」マグロというわけです。

マグロを「畜養」するには、まずは様々な投資が必要です。
(適する場所、大きな生簀、餌、人手、魚の仕入等)
それらの投資を回収する為に、マグロのなかでは
高級な部類の本鮪と南鮪という二種類のマグロが
日本近海を始め世界中で「畜養」されています。
本鮪は地中海沿岸の各地とメキシコ湾、
近年では日本近海でも盛んに「畜養」が行われています。
南鮪はその名の通り南半球のオーストラリアで
「畜養」が行われています。

莫大なお金が動く、まさに「ビックビジネス」です。
多くの投資をする為には、多額の資本が必要です。
いきおい各商社がしのぎを削って参入しています。
投資をしているからには、回収しなくてはなりません。
しかし現在の流通価格の決定権は、最も数を動かす
「大手回転寿司チェーン」が握っているように思います。
今回の仕入価格の値上がりを、末端が受け入れるのか。
世界的なインフレ傾向の中、水産物も例外では有りません。
少しでも安価なトロ商材を求めて、
今後更にメバチマグロのトロの引き合いが
強くなると予想しています。
そんな中でも、弊社は変わらずのスタンスでやっていきます。

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