静岡まつり

4月1〜3日の計三日間、静岡市では春の風物詩
「静岡まつり」が開催されました。
昭和32年から66回を数えるこのお祭りは
新型コロナの影響で一昨年の2022年は中止に。
昨年の2021年は規模を縮小して開催。
今年は3年ぶりに本格開催となりました。
「ここ駿府で徳川家康が家臣を連れて花見をした
という故事より、大御所花見行列をメインに
桜の花咲く頃のお祭りとして親しまれています」
(静岡市特設ホームページより)

最終日は終日冷たい雨模様となり、
メインイベントはことごとく中止と
なってしまいましたが、観客も演者の皆さんも
風邪をひいてしまっては元も子もありません。
幸い初日と二日目は好天と満開の桜に恵まれ、
私も買い物がてら「おまち」(地元民は街中をこう呼びます)へ。
お祭り二日目の土曜日の昼間でした。
お目当てのパン屋さんに行こうにも、
ちょうど商店街を大名行列が進行中。
もう目の前なのですが、いつまで経っても渡れない!
その行列の長い事と言ったらもう!
ようやく行列の切れ目を発見して、
何とか反対側に渡ることが出来ました。

市街地のメインストリートの呉服町商店街は、
本当に多くの観覧者の皆さんで歩道が埋まっていました。
多くの市民が各地域の団体毎に行列に参加しているので、
我が子を撮影しようと多くの親御さんが
スマホやカメラ等を手に撮影されていました。

もちろんみなさんほぼ全員がマスクを着用。
その事以外は、ようやく通常のお祭りになったように
感じられました。
その後はメイン会場の駿府城公園方面へ。
中には入りませんでしたが、内堀の周りだけでも
至る所人、人、また人でした。
親子連れ、ご夫婦、またはカップルや友人同士。
満開の桜の花の下、お花見にちょうど良い気候でした。
家康公もきっとお喜びのことでしょう。

話は打って変わりますが、
連日報道されるロシアによるウクライナへの侵略について。
恐ろしい戦禍の画像が、SNSで流れてきます。
両国のプロパガンダの側面も否定出来ませんが、
多くの無辜の市民が犠牲になっている事だけは事実でしょう。
久方ぶりの静岡まつりで賑わう街を見るにつけ、
もしこの最中を爆撃されたら一体どうなる?と
つい考えてしまいます。
あらためて平和の尊さを痛感します。
この平和を守るべく私たち大人はよく考え、
行動していかなくてはと、そう強く思います。