五月も終わりに近づき、
アジサイの花も咲き始めました。
一昨日から静岡地方は大雨で、
まるで台風が来たような悪天候となりました。
5月の降水記録を更新した場所もあったようで、
新幹線も一時運転を見合わせたそうです。
梅雨入り前の大雨となりました。

冷凍マグロのセリ場も、同じく
高値の嵐が吹いて来ております。
昨年も同じ事を言いましたが、
今年はそれの更に上を行く相場となっております。

（現在の冷凍メバチマグロ40上セリ値の相場）
スソ物＠1,050～
縮み赤身＠1,200～
縮み薄脂＠1,300～
こんな感じの相場です。
正直言って、未体験ゾーンに入って来ました。
外貨（輸入船）の入荷が殆ど無く、
ほとんどが日本船というセリ場の構成です。

（直近の日本船の入札相場）
5/26　7昭福丸（ジャワ沖）バチ40上@1,173

まぐろかつおの業界紙の情報によりますと、
冷凍メバチマグロ40上の浜値（値決め価格）は
外貨（輸入船)1,050～1,100
内貨（日本船)1,150～1,200
という高値圏での推移となっています。
この浜値からすれば、市場のセリ場の
スソ物の値段が1,050というのも
まあうなずけるところではあります。

とは言っても、一番安いマグロでも
キロ＠1,050もするのは本当にびっくりです！
もう三ケタのマグロは存在しないという事です。
このマグロを単純に正味にすれば、
最低でもキロ＠2,000円の下にはならないのが
一目瞭然です。

今一番困っているのが、マグロの加工品を
「ネギトロ・切り落とし」などを
製造している業者さんではないでしょうか。
刺身用として販売するマグロの赤身ならまだしも、
加工品を製造するには、もう少し単価の安い
マグロの商材が無いと厳しいはずです。
案の定、取り扱い業者さんから
ネギトロの値上げの話を頂戴しました。

今回ばかりは事情が事情だけに
皆さん値上げに応じて下さるはずです。
新たなコスト計算の元で、
しっかりとした商品作りに努めれば
きっとお客様は付いてきてくださる。
そう信じて、お互いに頑張っていきましょう！
マグロ業界全体、ここからが正念場です。

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