冷凍マグロを上手く解凍するには

今回は冷凍マグロを上手に解凍する、
とても簡単な方法を実践してみました。
写真を二枚並べましたので、ご覧ください。
どちらも当日加工した、おなじ品物です。
冷凍メバチマグロの赤身サクを、
温塩水で4~5分位解凍しました。
(左の写真)
①解凍直後の状態です。
表面が若干白くて、ふやけたように見えると思います。
②そのまま室温(梅雨の今ですと26~7℃位、冷房有り)
に約2時間弱放置して置いたものです。
乾燥しないように、濡らしたペーパータオルを
上から掛けた状態でした。
どうでしょうか?
マグロの色が発色していませんか?
「白く表面がふやけた部分」の色が
若干ながら戻っているのが
お分かり頂けるでしょうか?

これこそが、冷凍マグロの解凍の秘訣
「色出し」です。
「マグロの芯が完全に解凍されるまで、室温で放置する」
この処置が、冷凍マグロの変色を防ぐのです。
マグロの赤い色が変色する原因「メト化」。
ヘモグロビンが酸素とくっつく事で、
鮮血色が変色してしまいます。
「メト化」が一番進みやすい−10℃〜0℃の間を、
速やかに通過させる事が出来るのです。

あとは食べるまで冷蔵庫で寝かすだけです。
私などはつい、左側の写真の段階で
怖くて冷蔵庫にいれてしまいがちです。
「マグロの芯が完全に解凍されるまで、室温で放置する」
これだけで、冷凍マグロを上手に解凍出来ます。
ぜひ知っておいて下さいね!

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