相場高の夏

今年の春頃から様々な品物が
値上がりしています。
このブログを毎日書いている私自身、
買い物をするたびに実感しています。
そして弊社の主な取り扱い品目であります
「冷凍マグロ」も例外ではありません。
もう二年以上経とうとする、
新型コロナウイルスの世界的な蔓延。
それに付随する物流の混乱や漁獲減。
そこに今年のウクライナ戦争勃発による、
世界的な政情不安とドル高円安。
様々な要因が重なり、
冷凍マグロの浜相場(水揚げ価格)
は上昇を続けています。

7月上旬現在の相場は以下の通りです。
(メバチマグロ40kg上サイズの価格)
全てキロ当たりの単価です
浜相場(一般的な漁場の水揚げ価格)@1,150
市場のセリでの相場
①スソ物(安値)@1,100
②縮み赤身@1200
③ベタ脂(縮まない脂)1,200
④縮み脂@1,300〜

ついにスソ物がキロ1,100円になってしまいました。
セリの担当者に直接尋ねたところ、
「もうスソ物を1,050円では売れないんですよ」
と申し訳なさそうに言われました。

荷主(セリの出荷者)からすれば、
セリの平均価格が買値(浜相場)の下回れば即赤字です。
それはなんとかして回避したいというのが本音でしょう。
では高く買ったマグロの品物が良いかといえば、
なかなかそうも言えないのが、
相場で仕入れるマグロの難しいところです。

この価格帯まで値上がりしますと、
正直言ってマグロの赤身の安売りは無理です。
正味を半分としますと、冷凍メバチマグロの赤身は
加工した出来上がり原価でキロ2,500円位になります。
現在のスーパーでの店頭販売価格は
グラム580円(キロ5,800円)位です。
スーパーが利益を乗せて倍付けで販売するとすれば、
そのものズバリでしょう。
ただこの価格は一番安値のものからの試算ですから、
これまでの商品の品質と価格面を考慮すると
なかなか見合うレベルではないと思われます。

とにかく前代未聞の浜相場。
業界の大先輩に伺うと、浜相場のこれまでのMaxは
キロ1,200円だということです。
これすら超えてしまうか?
誰もこれまで経験したことのない相場になるのか?
残念ながら私も分かりません。
ただ、やはり食べてもらってナンボです。
消費者にそっぽを向かれれば、そこまでです。
高値疲れも想定した上で、対応していくしかありません。

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