もうすぐ7月8月のお盆期間を迎えます。
私の住む静岡市は地域によって微妙に
違いますが、大抵のエリアが
「7月盆＝新盆」です。
ですのでスーパー等の店頭には先週辺りから
「お盆用品」の特設コーナーが
設置されています。

「お盆→人が集まる→いつもより大人数で
ご馳走を食べる機会が増える」という事で、
寿司やお刺身の消費が増える時期です。

特にここ静岡は、全国で一番マグロの消費量が多い
という統計結果があるそうです。
清水港、焼津港という全国でもトップクラスの
冷凍マグロ・カツオの水揚げ量がある港がある事。
それに付随した冷蔵庫や運送会社、販売施設等もある。
ただそれだけではなく、確かに本当に
日常的にマグロを食べる機会が多いのだと思います。
それだけに、普通の方でもマグロの種類に詳しかったり
いろいろこだわりがあったりもします。

毎朝市場のマグロのセリ場に行くと、
大抵いつも同じメンバーです。
仲買さんと、私のような場外問屋の買い付け人。
そして魚屋さんです。
個人の魚屋さんも、ほぼ毎日同じ顔ぶれで
マグロを真剣に品定めされています。
私のような業者は「冷凍状態で一旦保管する」前提で
冷凍マグロを仕入れていますので、
あくまで魚の品質と価格のバランスがメインです。
同じような目線で、買える日もあれば
全く買えない日もある、そういうスタンスです。

個人の魚屋さん達は、基本的にその日ないし
ここ数日の間でお店で販売する為に
マグロを仕入れに来ています。
ですのでやはり週末に向けての木金曜日が
一番需要が強くなる傾向が有ります。
毎日コツコツと好みのマグロを買われていくその姿をみて、
「ああ、こうやって冷凍マグロが流通していくんだな」
とよく理解出来ました。
数十〜百本超える数の冷凍マグロが
毎日セリに掛けられて消費されていく。
東京等の大都市と比べれば
我が静岡市は小さなものではあります。
ただ人口比でみれば、冷凍マグロの流通量の多さは
やはり際立っているのでしょう。
そんな地域で商売を続けていくのは
決して容易ではありません。
これからも日々精進いたします！

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