メバチの上脂

数有るマグロの種類の中で、
一番振り幅の広い魚種は
このメバチマグロではないでしょうか?

写真はメバチマグロの脂カワラの上物です。
このように皮身の部分にぎっしりと
脂が乗る魚もあれば、全くの赤身も有ります。
どちらかと言えば、赤身のほうが多い魚種です。
全般的に言って、脂の乗ったマグロというのは
本当に数が限られています。
だからこそ「トロ」は希少価値な訳です。
(補足)
生簀で餌を与えて人工的に太らせたのが
畜養マグロです。高級な魚種である
本鮪と南鮪が蓄養されています。

世界中の海を回遊しているメバチマグロですが、
北太平洋(北沖、東沖)
南太平洋(西経、チリ、ペルー)
インド洋(ダーバン、フリーマントル)
大西洋(アンゴラ、アビジャン)
等々、様々な好漁場が存在します。
それぞれに特徴が有り、お客様の好みにも直結します。
マグロ好きの方がよく言われる
「西経南漁場のメバチが良い」というのは
やはり好漁場ならではの理由があります。

さて今回ご紹介する「メバチの上脂カワラ」の
主な漁場は「大西洋」になります。
100kgを超す大型が主体の大西洋産は、
「深く脂が全身に回る」のが特徴です。
大きくて、深く脂が乗る。
もうお分かりですね?
この脂カワラ加工に最適なメバチマグロなんです。
皮身にぎっしりと乗った脂は、
サクにすると中トロというより「全部トロ」。
また「はらも」の部分は、
その厚さでは本鮪や南鮪には負けますが
しっかりと脂の乗った「はらも」はもはや
メバチの「大トロ」と呼んでも問題ないと思います。

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このカワラからサクに切った商品もございます。
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