台風一過

台風は静岡県御前崎沖を通り抜けて、
関東から東北地方沖を北上して行きました。
写真は台風一過の朝、静岡市内を流れる巴川から
大量の雨水を駿河湾に流す為に作られた
「大谷放水路」への分岐地点の橋の上から撮影しました。

この放水路は通常なら殆ど水量がありません。
写真の右奥が巴川の上流、右下が下流です。
中央の奥側に一本支流が流れこんでいます。
写真の向かって左側が「大谷放水路」です。
巴川の水量が増えた場合には、
左側の放水路に逃すように勾配が付いています。
今朝は溢れるほどではありませんが、
確かに水量は非常に多かったです。
あれだけ雨が降ったにもかかわらず、
市内ではそれほど大きな被害はなかったようです。
あたらめて治水対策の大切さを痛感しますし、
数十年前に巴川の下流域が浸水した「七夕豪雨」の
被害を教訓として生かしているのだと思います。
(葵区の区役所が雨漏りしたそうですが…大丈夫?)

私は九州の大分市出身ですので、
子供の頃から台風には慣れっこでした。
その頃と比べると、台風の進むコースが
かなり変化しているように感じます。
「九州は台風の通り道」とよく言われますが、
現在では関東から東北地方に頻繁に
台風が上陸し、被害を出す事が多いように思います。
今回の台風は、まずは遠く離れた秋田県で
河川の増水による被害がありました。
これはよくある「浮浪雲」的な
台風の本体から少し離れた部分で
局地的に大雨が続いた結果でしょう。

それとは別に、台風が日本列島に近づく際に
通るコースがどんどん東寄りになっていると思うのです。
具体的には、九州や四国を経由せずに
中部〜関東〜東北の各地方に直接上陸する
というコースを取る事が増えました。

以前のように九州や四国に台風が上陸した後に、
本州をかすめていくようなパターンでしたら、
それほど被害がなかったはずの地域に、
台風が直撃する事が増えました。
数年前は確か千葉県で多数の被害が出ましたね。
打ちっ放しのゴルフ場のネットが倒れて、
民家に被害が出た事もありました。

ゲリラ豪雨は防ぎ用が無い面もありますが、
こと台風については事前に進行方向や
状況は逐一分かるように現在では進化しています。
様々な情報を事前に収集して、
出来るだけ被害のないようにしたいものです。

市場は14〜16日まで三連休です。
私も今日と明日はお休みを頂きます。
天気も回復し、消費も活発になる事を
期待します!

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