コスト高の夏

8月16日(火)弊社ではお盆明けの仕事
再開となりました。それも初っ端から
マグロの加工でスタートです。
静岡市は今日も35℃以上の真夏日でした。
こう暑いと、冷凍マグロの加工も大変です。
いくらガンガンに冷房をかけても、
切っているそばからマグロが直ぐに
溶けてしまうからです。
少しずつ加工していくしかありません。

おかげさまで原魚相場がバカ高い中でも、
各お得意先様からの注文が相次ぎ
各製品の在庫が常に品薄な状態が続いています。
ありがたいことです。

弊社では大きく分けて
①原魚(丸魚)の在庫
②製品の在庫
と二つの形で常に在庫を持つようにしています。
理想を言えば、出来るだけ原魚在庫を無くせば
保管料というコストは削減する事が出来ますし、
即利益に繋がるように思います。
実際、弊社のような零細企業でも
各冷蔵庫さんへお支払いする保管料は
毎月かなりの金額になります。
年間で見ても、加工賃に次ぐ
高額な経費の項目になります。
それ位、冷凍マグロの保管には
コストが掛かります。
特に昨今は電気代の値上がりもあり、
各冷蔵庫さんからは軒並み値上げのお願いを
この春より頂戴した次第です。

原魚の在庫を常にゼロに出来るかと言えば、
弊社のような日々仕入れしていく形では
それもなかなか難しいものがあります。
毎日の仕入れは一定ではありません。
マグロは日々変わりますし、一本一本
その品質も異なります。
自分達の欲しいマグロを、日々コツコツと
仕入れていく為、各グレード毎に
ある程度常に最低限の数量(数トン)は
在庫するように心がけています。

電気代の値上がり等による
冷蔵庫保管料の負担増。
なかなかすぐに製品価格に
転嫁はしづらいのが現状です。
様々な工夫をしながら、
どうやって競争力のある製品を作っていくか。
これからの大きな課題です。

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