夏枯れ

毎年お盆明けはたいてい暇になります。
お盆期間には、皆さん実家に帰省されたりして
美味しいモノを沢山召し上がりますよね?
人が集まり、外食したり自宅でちょっと豪華に
したりと贅沢な食事になる事が多いはず。
その反動から、翌週から月末にかけては
売上もどことなく尻すぼみになりがちです。
(もちろん他の人とずれて夏休みを取られる方も
多いので、観光地等はダラダラと売上が伸びます)

三年ぶりに行動制限のないお盆休み。
弊社のお得意先様もみなさん好調のようで
非常にありがたいです。
市場のセリ場は、写真のように
非常に入荷が少なく相場も変わらず
といった感じです。

清水港に入港してくる大型の冷凍運搬船は、
八月頭には一旦ゼロになっていました。
その後数隻が入港し、お盆明けから
少しずつ冷凍マグロの水揚げが再開されています。
荷主各社共に原魚在庫が非常に少ないようで、
通関後にまた新口が市場に上場され始めるまでは
このような「夏枯れ」ともいえるセリ場となりそうです。

いまだかつてない高価格帯まで
値が高騰したままの冷凍マグロ。
弊社としても、これまでと同じ事をやっていては
利益が出ないのは明白です。
少しでも回転良く、少ない在庫でやっていく。
常に在庫金額を意識しながら、
仕入販売を心がけねばなりません。
昨今の金融機関は、コロナ融資の反動から
非常に貸し渋りの傾向があります。
なかなか新規の融資は難しいようです。
幸い当座貸し越しの枠があるので、
それを目一杯活用していこうと思います。
「夏枯れ」のあとには「豊作の秋」がきて欲しい。
そう願っています。

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