冷凍マグロとコンテナ輸送

9月11日付けの日経新聞によりますと、
「アメリカ西海岸の物流の停滞がほぼ解消された」
との事です。
この物流とは「国際コンテナ輸送」の事を指します。
機械や様々な商品(衣料品や家具、食品等)を運ぶ
国際コンテナ輸送ですが、実は「冷凍マグロ」も
運んでいるのです。
コンテナは一般的な常温輸送の「ドライコンテナ」と
冷凍や冷蔵機能をもつ「リーファーコンテナ」があります。
「リーファーコンテナ」には電源が必要で、
低温(マイナス30℃まで)の冷凍コンテナと
超低温(マイナス60℃以下まで対応可能)という
特殊な冷凍コンテナがあります。
超低温は「刺身用」、低温は「加熱用(刺身用も含む)」です。
どちらも清水港や横浜港等で水揚げされて、
降ろし先の冷凍庫まで輸送。
直接冷凍庫に横付けして、入庫することが出来るので
水揚げのコストが掛からず近年取扱量が増えて来ました。
いずれにせよ国際輸送ですから、米国や中国での
「物流の停滞」にこれまで大きな影響を受けて来ました。

米国では、主要貿易港である西海岸のLA(ロサンゼルス)や
LB(ロングビーチ)のコンテナヤードが停滞。
トラック・鉄道等の国内輸送も混雑し物流の停滞が
長期化していました。24時間稼働や課徴金の徴収など、
政府からの働きかけもあり、ようやく混乱と停滞が
解消しつつあるようです。

近年徐々にその割合が増えていた、冷凍マグロの
国際リーファー(冷凍)コンテナ輸送。
その物流の混乱が収まる事は、
我々取り扱い業者や消費者にとっては
喜ばしいことです。
あとはマグロの漁獲量が潤沢になれば
さらに良いのですが…。

沖の情報によりますと、一時高騰した
「ビンチョウマグロ」は今後まとまって入荷する為
相場は落ち着くそうです。
しかしそれ以外の魚種は、
年内あまり入荷は多くない様子です。
とりあえず年内は同じような相場で
どうやら動いていきそうです。

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