今日の写真は、
静岡市場水産部の仲卸さんの売り場です。

私が毎朝通う静岡市場には荷受け会社が二つ有ります。
静岡魚市㈱と三共水産㈱です。
この二社が荷主から様々な海産物を集めます。
その名の通りに「荷」を「受け」
市場内の「仲卸」と呼ばれる業社に向けて販売します。
（確か、静岡市場の水産部の仲卸は十数社有ります。）

「仲卸」は荷受け会社から仕入れた海産物を
街の魚屋さんや飲食店等に卸売りをします。
（基本的に一般の人には小売はしません。）
昔に比べると、街の魚屋さんも世代交代で
その数もかなり減って来ているそうです。
しかし現在でも静岡市場には市内各所や、
お隣の焼津市またはその先にある
島田市等から毎日足繁く市場に通われる
街の魚屋さんが多数おられます。
皆さんそれぞれ馴染みの仲卸が有り、
今日の写真の売り場を回りながら、
色々吟味をして、今日の魚を仕入れます。

そんな中でもやっぱりマグロは
仕入れの重要な部分を占めています。
朝６時から行われる冷凍マグロのセリには、
魚屋さんも立ち合われます。
私と同じように、早めにセリ場に行き
マグロを下付けした上で品定め。
お付き合いのある仲卸さんに、
買い付けを依頼されます。
みなさん好みはそれぞれですので、
後はセリの結果を待つのみ。

魚屋さん達の特徴の一つが、
ほぼ必ずマグロの見本を「指で触っている点」です。
実際に指で触ることで、マグロの身質を
確かめておられるのだと思います。
その真剣さには、いつも頭が下がります。
私も負けてはいられません。
こんなオッサンでも、魚屋さんや
仲卸さの仕入れ担当のベテラン勢からすれば
まだまだひよっこです。
そんな皆さんに日々教わる事の多い、
毎朝のマグロのセリ場なのです。

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