冷凍マグロの市場流通のしくみ

写真は静岡市場の鮮魚棟のほぼ中心にある、
冷凍マグロを裁断する電動のこぎりです。
冷凍マグロのセリが終了後、
競り落とされた冷凍マグロには
目印として頭のところに落札者の番号札が貼られます。
こうすることで、誰が落札したものか
一目瞭然ですし、取り違え防止にもなります。

競り落とされたマグロは、各仲卸さんや買い付け業者毎に
木の板パレットに並べられます。
切る必要がある場合は、写真の裁断場の横に並べられます。
電動のこぎりで頭を落とし、
背二丁腹二丁の節の状態にまでしてもらいます。
節のままではまだ一丁が10kg以上も有ります。
魚屋さんがそのまま持って行かれる場合は
節を更に二つか三つ位に切って貰います。
こうやってセリ落とされたマグロは、
仲卸さんを通じて、ある程度小分けされて
商店に向かうのです。
お店に持って帰ったら、マグロを解凍して
思い思いのやり方で販売するという訳です。

ここまで来るとようやく最終の販売形態に近い
マグロの姿が見えてきます。

清水港で水揚げされたマグロ達。
その中でも、メバチマグロの脂の有るロットは
選別されて市場のセリに上場されます。
セリ場では目利きの皆さんにより、
わずか数分で何百ものマグロが競り落とされます。
落札されたマグロは、仲卸さんの手を経て
有る程度使いやすい大きさにまで
小さいロットになります。
それを仕入れた魚屋さんが、
今度はご自分のお店で解凍して
サクやお刺身にして販売しているのです。

マグロの大きさは、一本丸ごとだと
数十〜百キロ以上も有ります。
そんな大きなマグロが市場のセリを経て、
仲卸さん→魚屋さんへと流通していきます。
様々な人たちの手を経て、私たちが日常目にする
サクやお刺身という形態にまで
小さく形を変えていくのです。
冷凍マグロの水揚げ地ならではの、
有る意味で産地直送とも言えますね。

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