期変わり

写真はトマト鍋ならぬ「トマトほうとう」です。
弊社の事務所のお隣さんからの頂き物。
さっそく作ってみました。
「ほうとう」といえばお隣の山梨県の名産。
清水〜山梨間の高速道路が全面開通したので、
ご家族で観光に行ったそうです。
コロナ禍も落ち着き、国内の移動が
どんどん盛んになってきていますね。
肝心のお味は?
はい、トマト鍋にほうとうが入った感じです。
美味しく頂きました。
Mさん、ごちそうさまです!

さて、冷凍マグロ業界ならではの
商習慣についてです。
月中の15日と月末の「期変わり」に
商品を動かす=販売する=仕入れる
という事が有ります。
(1日から15日を上期、16日から末日を下期と呼びます)

普通の方からすれば、なんのこっちゃと
思われる事かもしれません。
冷凍マグロは当たり前ですが、
「超低温冷凍庫」で保管する事が前提です。
その冷蔵庫の保管料の計算の期日が、
月中の15日と月末なのです。
つまり半月に一度、規定の保管料が
発生するという訳です。
もちろんどの会社も販売する為に
冷凍マグロを保管していますが、
こと収益の事を考えると
いかにこの保管料という経費を
出来るだけ削減出来るかがカギになってきます。
この期変わりの前後に、原魚や製品の移動が
各冷蔵庫間で行われる訳です。

例えば地中海産等の「畜養本鮪」等は、
一年に一度日本へ入荷して、翌年の新物が
入って来る迄という長いスパンで
販売・取引・流通していきます。
という事は、保管料も約一年分掛かる
という事になります。
原魚自体が高額ですから、まさに
ビッグビジネスです。
商社等資金が潤沢な会社でなければ
到底商売等出来ません。

正直なところを言えば、冷凍マグロは
原魚の状態で保管すれば数年は品質が落ちません。
凍結する時に「グレーズ」と呼ばれる「水の層」で
全身を包んでいる為、乾燥を防いでくれるからです。
超低温での長期保存で一番怖いのが、この「乾燥」です。
マグロの皮を剥いて製品にした状態ですと、
特にダンボール版は一年位で表面が乾燥してきます。

相場が安い時にしこたま仕入れて、
相場が高い時に売ることでたんまりと儲ける。
誰もが一度は考える事ですが、この保管費用がある為
絶対に儲かりません。
だって一年置いたら最低キロ100円以上は
保管料が掛かるのです!
このご時世、そんな利益商材はなかなか有りません。
結局はいかに在庫を回転させるか。
これが勝負の決め手となって来ます。
商売に抜け道はなかなか無い様です。

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