冷凍マグロを専門に取り扱う問屋の私ですが、
写真の「生バチマグロ」のお寿司は
本当に美味しかったです！

これは11月3日（木）文化の日の祝日に、
静岡市の新静岡セノバの地下にある
「中島水産」さんで購入したものです。
その日は仕事がお休みでしたので、
お昼頃にぶらぶら散歩がてら
ウインドーショッピングを楽しみました。
帰りに晩御飯でも買おうかと、
地下の食品売り場を散策していると、
このお寿司を発見したのです。

どうですか、この赤身の色！
透き通った綺麗な赤が本当に美しいです。
この赤身の色を見ただけで、即購入決定！
よく「マグロは目で食べる」なんて言いますが、
この赤身の色は正にそれだと感じました。
仲卸さんや魚屋さんが「マグロの色の透明感」
と言われるのもこの事なんでしょうね。

そして赤身の前後に並んでいるのが、
ピンク色をした中トロです。
天然物のトロですからしつこくなくて、
あっさりとした甘味のある味です。
蓄養物と違うのは歯応えです。
ただ柔らかいのでは無くて、
歯応えもしっかりとしています。

おまけに巻物も綺麗な赤身が入った「中巻き」です。
細巻きでは無くて、中巻きだというのも
食べ応えが有ってポイントが高いです。

これだけ入ってなんと799円！
これはお買い得です！
お味も大満足の一品でした。
マグロ好きにはたまらない！

日本近海は昔からメバチマグロの好漁場です。
黒潮に乗ってやって来ます。
戻り鰹と同様、これからの時期は
東北は宮城県気仙沼等が主な産地です。
脂の乗ったメバチマグロが生で水揚げされます。
清水と焼津は冷凍マグロやカツオの港。
かたや気仙沼は生のカツオやマグロの港です。
うーっ、悔しいですがこんな生を食べると
やっぱり冷凍物は敵いません。
「生バチの魅力」を思い知らされた、
そんなパックお寿司でした。

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