怒涛の一週間

11月の第一週は怒涛の一週間でした。
月末月初の締めの作業がまず有り、
文化の日の祝日を間に挟みながら、
水曜日には午後まで掛かりながらの
マグロ赤身のサク加工を行いました。

金曜日には、先週に引き続き
市内の高校の放送部が市場の取材に。
自分の子供のような世代の高校生が、
セリの下付けの間中、横につきっきりでした。
日頃は毎日一人でこっそりとやっている作業を、
逐一「これは~、こっちは~」と質問に
応えながらやると、もうヘトヘトです。
取材されるのって疲れるんですね!
生まれて初めて知りました。

高校生からの質問に答えているうちに、
色々と分かってきたことが有りました。
何故静岡市がマグロの流通量が多いのか
という事についてです。

「マグロの解体ショー」というのを
たまにイベント等で見かける事もあると思います。
あれは基本的に「生マグロ」だから出来る作業です。
「冷凍マグロ」は、凍ったままでは普通の包丁では
切れないからです。
静岡市場における冷凍マグロの流通過程は、
「マグロの解体ショー」そのもではないか。
そう思えるのです。

清水港とお隣の焼津港は、遠洋漁業と南方の旋網漁という
漁法の違いこそ有りますが基本的に「冷凍」が殆どです。
マグロ・カツオが漁獲され、船上で凍結される。
「冷凍」のまま水揚げされ、
「冷凍庫」に保管される。
「冷凍」のまま市場に輸送され、
「冷凍」のまま市場でセリにかけられる。
競り落とされたマグロは、市場にある電動ノコギリで
四つの節→半割等に小さく分割される。
分割された「冷凍」マグロを、魚屋さんや飲食店さんが
ご自分で解凍して、サクやお作りにして販売する。

静岡市場に仕入れに見えるお客様は、
それぞれがご自分の手慣れたやり方で
冷凍状態のマグロを解凍・解体して販売されています。
これぞ長年冷凍マグロに精通しておられる業者さん主体の、
水揚げ地ならではの流通方法です。

こんな基本的な現状の再認識を、
今回の高校生の取材を通して
自分も再確認する事が出来ました。
そんな機会をくれた、真面目な高校生達に
あらためてお礼を言いたいです。

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