​今回は新商品のご案内です。
https://kaiseisuisan.shop-pro.jp/?pid=171630316

この商品は、あるお客様からのリクエストから
生まれたものです。その内容とは、

「色持ち＝棚持ち」の良いトロサクが欲しい。

こういうリクエストを長年お付き合いのある
飲食店の店主から頂戴しました。
そちらは何と中華料理店！
本格的というよりは、町場の飾らない定食屋さん
という雰囲気の個人経営のお店です。
新規にマグロも扱ってみたいとの事で、
いくつかの商品を試して頂きました。
赤身もトロも色々置く訳にもいかず、
どれか一つ、新規メニューをやってみようと
お互いに試行錯誤しました。

一番ネックになるのが、
お店には「超低温冷蔵庫」が無いという事です。
様々な食材を扱う訳ですから、
普通の冷凍庫しかないのは仕方がありません。
たった数キロの冷凍マグロの為に、
−５０℃以下まで冷える冷凍庫を
準備してくださいとはとてもお願い出来ません。
普通の規模の飲食店さんは、
ほぼ同じ環境でご商売されている事と思います。
大量に冷凍マグロを販売・保管する店舗は、
そのような「超低温ストッカー」をご準備されます。
これがあれば、ドアの開け閉めだけしっかりと管理すれば、
冷凍マグロが変色・変質•乾燥する事を避ける事が出来ます。
ただし数百万円の出費となりますし、
電気代もかなりかかります。

最初に試したトロサクでは、
脂が強過ぎて変色が進んでしまうとの事でした。
脂が酸化する事で、灰色に変色してしまうのです。
家庭用冷凍庫の温度帯での保管では、よく有る問題です。

そこで、使用するマグロの質を変えて見ました。
若干脂の乗りは落ちますが、鮮度と赤身の質の良いマグロ。
こちらから作ったトロサクを使って頂くと、
今度はバッチリでした！
変色が進む前に回転良く販売が出来たそうです。

その後、このグレードの脂物を加工する時に
数ケースずつこのトロサクを製造する事にしました。
あまりまとめては加工出来ませんが、
販売のペースに合わせて細々と製造していました。
すると、お知り合いのもう一店舗からも
「そのトロサクを使いたい」とのリクエストが。
徐々に在庫も増やしていきました。

こうやって出来上がった規格ですので、
そろそろ満を持してネットショップにもデビューしてもらおう。
そう考えた次第です。

これで弊社のメバチマグロのトロサクは
①縮みの深い脂
②縮みの脂
③半縮み〜並品の脂
と脂の質と鮮度で三段階の展開となりました。
お客様とのキャッチボールで、
これまでも製品作りに努めて来ました。
今度の新商品も、弊社が自信を持ってお勧め致します。
ぜひ一度、お試しあれ！

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