セリ最終日と仕事納め

12月29日で静岡市場の
冷凍マグロのセリは終了しました。
最後までダレることなく、
高値安定のまま本年の冷凍マグロのセリは終了です。
この日は3本、メバチマグロを仕入れました。
こうやって日々数本仕入れていくだけで、
直ぐに数百万円の金額になるのですから、
マグロというのは本当に高価な魚です。
12月の静岡市場からの仕入れ金額は、
約一千万円位になりました。
弊社のような零細企業でも、
すぐにこれくらいの金額になりますから、
大手企業なら数億円は下りません。

今年も沢山のマグロ達を仕入れる事が出来ました。
市場関係者の方々に、この場をお借りして
厚く御礼申し上げます。
どんな商売でも同じだと思いますが、
「利は元に有り」
「どのように仕入れるか」
「安定した仕入れルートを確保しているか」
約15年を経て、ようやくここまでの
信頼関係を築くことが出来ました。
それでも尚、一番問題なのが
「マグロの価格は相場物」だという点です。

1.品質と価格の間に、絶対的なものがない。
2.盆暮正月をターゲットに、相場が乱高下する。
3.供給が安定しない(漁獲量や入荷量が一定ではない)
4.曜日や天候によっても相場が動く

これらの不安定な要素がふんだんにある為、
基本的に私達のような加工業者間では
数量をまとめた「相対取引」が主流です。

ある時、同業他社の方から
「毎日セリ場でひろうのは大変じゃないですか?」
と言われた事があります。
ある意味正しくて、ある意味違うかな。
そう思いました。
「天然物の脂物」を目当てにしている者からすれば、
市場のセリ場は毎日が「公開オークション」です。
好きなマグロを、好きな値段で
好きなだけ買うことが出来る(セリで勝てばの話ですが…。)
ロットではなく一本単位で買うことが出来る。
確かに赤身だけなら、相対でまとめて仕入れた方が
安定して販売が出来ます。
しかし、天然の脂物を相対で仕入れるのは
非常にリスクが高いのです。
先方とこちらの価値観が、決して一緒ではないからです。
脂物だけは、やっぱり自分の目で見て
納得した物だけを仕入れたい。
それが本音です。

せりが終わり車で通勤すると、
明らかに走っている車の数が少ない。
29日から完全に「お休みモード」に入っています。
朝一に隣接する藤枝市の「田中水産」さんに
配達に行って来ました。
八時過ぎの幹線道路は徐々に自家用車の数が増え、
ゆっくりな車も有ったりと中々走りづらい。
年末の時期は朝一に配達は済ませないと、
渋滞にハマったら大変です。

さあいよいよ遂に年末商戦に突入です。
早めに仕事を終えて帰りにスーパーに寄ると、
通常の1.5倍以上のお客様が見えていました。
静岡では珍しく、みなさんカートを使って
上下に食材が満載なのです。
みなさん沢山買ってますね。
ご馳走を沢山作って、召し上がってください!

年内は今日30日で仕事も終了です。
来年への課題も沢山見えて来た、
12月の年末商戦でした。
お客様、取引先、関係各所の方々、
今年一年間本当にお世話になりました。
厚く御礼申し上げます。
特に今年は新しいお客様との出会いが
沢山生まれた年でも有りました。
皆様どうぞこれからもご贔屓に
宜しくお願い申し上げます。
来年も、誠心誠意努力致します。

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