SNSの功罪

今日の写真は早朝の飛行機雲です。
静岡市の上空は航空ルートなんでしょうか、
よく飛行機を見かけます。
飛行機雲もよく見かけるのですが、
今日のは長い!
頭上の空一面を横切っていたのです。
思わずスマホで撮影してしまいました。

さて今日のお題は「SNS」にしようと思います。
SNSの正式名称は、
「ソーシャルネットワーキングサービス」です。
インターネットの発達した現代では、
情報発信に欠かせない道具となっています。
その特徴は主に4つ。
1.会員制/登録制
2.匿名で発信出来る
3.基本的に無料
4.スマホとパソコン両方で使える
「匿名で発信出来る」「基本的に無料」
スマホに高性能カメラが内蔵されている為、
爆発的に普及したのだと思います。

今回大問題となっているのが、
「回転寿司店でのイタズラ動画」の投稿です。
(以下一例です)
他人の注文した寿司にワサビを乗せる
またはつまんで食べる(フライドポテトなど)
お醤油のボトルに直接口をつけて飲む
回転レーン上の寿司に口をつけてまた戻す

書いているだけで、腹が立ってきます。
これら個人撮影の動画がSNS上で拡散。
「これは酷い!」と大炎上。
逆に「こんな不衛生なお店だとちょっと…。」
と来店客数が激減しているそうです。
それを受けて大手回転寿司チェーンの株価が大暴落。
ビジネスにも大打撃を与えている。
というのが今の現在の段階です。

やってる本人は「ウケ狙いのイタズラ」
位の軽い気持ちだったのでしょう。
それが拡散され、人物はすぐに特定。
損害賠償の訴えまで出ているそうです。

同じ食品を扱う者として、
あまりに非常識な行いに正直腹が立ちます。
なんと幼稚な振る舞いだとも思います。
その後にお店に行ったとき、
誰かがそんな事をやっていたら
自分だって「嫌だな」と思うでしょう?
後から反省したってもう遅い。

ただSNSの発達により、これらの悪ふざけが
現代では容易に拡散出来る事も事実です。
昔ならこんなに一瞬で悪事は広まらなかったはず。
そう思うと「若気の至り」として
厳重注意で普通なら終わっても良かった。
しかしその後、模倣犯のような動画が
更に拡散されているのを見るにつけ
「ええかげんにせんかい!」と
損害賠償したくなる会社側の事情も
よく理解出来ます。
客数の激減やこともあろうか株価の大暴落という
実害が生じている訳ですから。

ここはひとつ、大人の対応を。
我々消費者は、普通に回転寿司のお店に行って、
普通にマナー良く美味しく食べてお金を使う事。
店舗側は監視カメラをつけるのではなく、
「あんな事やってバカだった」と
模倣犯も含めて周りがそう思うように、
気持ち良い空間にお店をしていく事。
頑張って働いていらっしゃる従業員の方の姿を見れば、
普通の人間ならあんな事は出来ないはずです。
店舗のクリンネスを徹底して、顧客サービスに
今こそ徹底していくしかありません。

店舗とお客様との「信頼関係の再構築」
これこそが一番の解決策だと考えます。
お店は、出来る限りの最高のサービスを提供する。
お客様は、マナー良くそれを味わって対価をお支払いする。
コロナ禍脱却の今、一番の正念場です。
SNSと上手に付き合っていきたいものですね。
弊社も頑張ります。

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