外食業界に変化の兆し

大手企業の第三四半期(昨年の10~12月)の
業績が発表となっています。
私のような食に携わる者としては、
外食業界の動向がやはり気になります。

大手回転寿司チェーンは、
軒並み業績を落としています。
昨今話題の「悪戯動画投稿」は
今年に入ってからの事ですから、
今後更に売上・利益共にマイナス要素です。
最大手のスシローは昨年10月、ついに
「マグロ1貫100円→150円に値上げ」
という大きな方針転換を行った事が
話題に上りました。
仕入原価の上昇、光熱費や人件費の高騰等
経営にとってマイナスの側面ばかりが
目立つ環境下の中、決算の数字は
現実を表しているという事だと思います。
何とも大変な事態になって来ました。
私個人は値上げには賛成ですが、
行き慣れた方からすると明らかに
「食べる皿の数が減った」とのこと。
うーん、だから値上げは難しい。
どの業界も一番頭を悩ますところです。

ファミリーレストランの業界で新たな変化が。
高級路線の「ロイヤルホスト」の既存店売上が
軒並み昨年をクリア。コロナ禍以前と比べても
売上を伸ばしています。
かたや低価格路線の「ガスト」は苦戦。
既存店の売り上げは昨年と比べてダウン。
その差は一体どこに?

私見ですが、コロナ禍を経て
お客様も外食に限らず「お金を出す」という
行為にメリハリをつけて来ている
という事ではないでしょうか?

外食業界全体で値上げが進む中、
外食する回数は今まで通りとは行かないはず。
美味しい物を食べる時、金額は
それに見合っていれば気にならない。
その分、節約する時はしっかり節約する。
そんな出費の強弱が、かなりはっきりと
してきたように思うのです。

「一皿100円」や「ワンコイン」等、
デフレ経済の中で勝ち組だったところが
軒並み苦戦しています。
方や閑古鳥が鳴いていた高級路線のお店が、
賑わっているのが現在の環境です。
変化というものは、ある朝突然起きるものではなく
徐々に気がついたら大きな差が付いていた
という事が本当のところなのでしょう。
人間社会の事ですから、人の行動を
全て管理する事など出来ません。
平行線だったものがある時交わり、
そのまままっすぐ進んで大きく離れていく。
その始まりの地点のような気がしています。

ただ「安い」だけでは、もう通用しない。
そんな時代の変化を感じます。
弊社もそんな時代を生き抜くべく、
これからも更に知恵を絞ります。
微力ながらコツコツと。

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