今後の冷凍マグロの相場動向

二月も半ばを過ぎ、いよいよ春近し。
三月も間近になって来ました。
二月現在はお客様からの注文も少なめ。
大雪等、天候の理由も大きいと思います。
三月は気温も上がります。
それにつれてマグロの消費も活発になり、
冷凍マグロの流通量も増えて行く
と言う訳です。

業界的に言えば、二月と三月は
決算月の会社が多くて業者間の取引も
やや停滞がちになります。
また大手販売先である各回転寿司チェーンの
販売が停滞しているのも気がかかりです。
やはり昨年10月の値上げと、
迷惑行為動画の拡散の影響が
出ているものと思われます。

冷凍マグロの搬入状況についてですが、
三月には久々に一万トンとまとまって
入荷が見込まれております。
浜値がどう動くかですが、
赤身主体のキハダマグロは安値傾向に。
弊社の主力商品であるメバチマグロが
どう動くのか?注視しているところです。

まとめますと、
販売→弱含みから季節も良くなり回復する?
入荷→三月は一万トンとまとめて入荷の見込み
となります。

需要の供給の関係で見ると、
普通ならどちらもプラス要因なので
上がることはなくてもメタメタに下がるとも
思えません。
ただ赤身商材については、キハダマグロを中心に
製品・原魚在庫が滞留している為安売りが
業者間で始まっているそうです。
在庫のダブつき感が薄まるまで、
赤身に関しては安売りが続きそうな気配です。
トロ商材は良いマグロが減少気味の為、
もちあいから強含みかと考えます。
(なお、この価格はあくまで業者間での取引価格です。
末端売価は、さほど変わらないと思われます。)

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