夜半に雷と共に大雨が降り、
雨上がりの日中はまるで春の陽気。
遠くの山々が黄色く霞んで見えるのは、
そうあれは多分花粉のせいです…。
昨日は花粉が沢山飛んでいて、
まことに辛い1日でした…。

さて、写真は昨日の冷凍マグロのセリ場です。
セリの一番最初に並ぶのは、
セリ場の花形たるその日一番のマグロです。
静岡市場のセリ場の花形は
「天然南鮪」の上物です。
脂がぐわっと乗っていて、
鮮度も良いからググッと縮んでいます。
さらに色目も抜群というこれこそ
セリ場の花形というマグロなのです。

こういうマグロは何処にいくのか？
はい、大抵の場合「高級な寿司店」に
届けられるのだと思います。

でもその他にも、実は良いマグロは
沢山並んでいるのです。
よく東京の初セリの一番マグロの価格が
毎年話題にのぼりますよね？
一番マグロの価格ばかりが注目を集めますが、
実は二番手・三番手のマグロも
あまり品質は変わらなかったりするのです。

ここがセリの面白いところです。
特に東京のように全国から
品物が沢山集まれば尚更です。
業者さんもそれを分かった上で、
目を皿のようにして品定めをする訳です。
要するに「一番マグロは敢えて狙わない」
という訳です。

セリ場の花形「一番マグロ」。
もちろんそれは高い値段がついた方が
景気が良いですしセリ場も活気も出ます。
でも実際に商売になるのは、
その後の二番手・三番手のマグロ
だったりするのです。
中間どころとでも言いましょうか、
そういうマグロを毎日目利きで
仕入れています。
今日はセリ場の秘密（？）を
ちょっとだけお伝えしました。
では行ってまいります！

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