境港の生本鮪入荷!

今日の写真は、静岡市場に入荷した
天然の生本鮪です。
日本海側の鳥取県境港で
水揚げされたマグロです。

梅雨の時期の風物詩とも言える、
近海の生マグロの入荷がまとまっています。
キハダやバチも多いですが、
産卵の為に日本海側に回遊してくる本鮪を
旋網で漁獲したものの入荷が始まりました。
鳥取県の境港で水揚げが盛んな理由として、
①水揚げ後の処理が出来る設備がある
②氷詰めして配送する物流網も
しっかりと整備されている
要はインフラが整っているのですね。
近年この時期になると、
「境港の天然本まぐろ」というシールをつけて
各地に出荷するようになりました。

元々はサバ等を漁獲していた旋網漁船が、
産卵に来る本鮪をターゲットに変えたそう。
一攫千金を狙ったのでしょう。
物凄い速さで泳ぐマグロも、
産卵準備の時だけは動きが止まるそうです。
そこを狙って一気に数船で網で巻いて、
漁獲していくようです。
一本一本漁獲する延縄漁と違い、
魚と魚の表面が擦れ有ったりして
どうしても質が落ちるのが旋網漁です。

最初は非常に品質が良いのですが、
だんだん数量が増えて品質も落ちて来ます。
価格も出なくなり、販売する方も
お腹いっぱいで在庫が滞留してしまいます。

産卵の為に来た親のマグロを、
そのまま旋網で一網打尽にして
マグロの卵を取り出して流通している。
まさしく金の卵なのですから、
成長の目を摘む行為そのものです。
本鮪の資源管理の上で、
かなり問題がある行為だと思います。

数年前迄はこの時期になると
静岡市場にも数十本も並びました。
ただ旋網で漁獲されたものなので、
品質も良くなく値がつかない状態に。
さすがに近年は漁獲量を調整しているようです。

どうかほどほどに、
無理なく捌ける数量で漁獲を
宜しくお願い致します。
本鮪の未来の為に!
でも基本的に漁師さんは、
目の前に魚がいればとっちゃうもの。
国の姿勢・指針が問われる問題です。

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