貴方のご商売は大規模なものですか?
それとも小規模なものですか?
と聞かれたら、間違いなく後者です。
こと冷凍マグロ業界に限っても、
商社系列の大手企業数社と
独立系の大手の問屋があります。
その他、清水・焼津・三崎など
水揚げ地の近くにはより小規模な
様々な問屋も存在します。
弊社はまさにそれです。
(中でも一番小さいほうです)
仕入れ面では「一船買い」という
この業界の独特なシステムや
「入札」や「相対取引」で
まとめて仕入れを行うのが主流です。
弊社は原魚の大半を市場の
セリで仕入れています。
ほぼ全ての仕入れがセリだと、
非常に不安定で数量が安定しない。
デメリットも多いですが、
商売の規模がそこまで大きくないので
数ヶ月分の在庫を常に持つことで
その問題をクリアして来ました。
ただここに来て保管経費の増加が
大きな課題となって来ました。
今後は更なる在庫の圧縮が急務。
適正在庫の見直しが必要に。
販売面では、外食や流通大手と
直接取引する「市場外流通」。
各地の市場に出荷する「市場流通」。
卸売としては大きく分けると二つです。
大手ならば取引先も大手が中心。
おのずと取引金額や販売数量も
莫大な数字になってきます。
マグロは一番値の張る魚だからです。
特に「蓄養」と呼ばれる
養殖物の高級魚「蓄養本鮪」が
トロの商いの中心になると
高単価ゆえに取引額も増大。
まさにBig Businessとなっています。
そのBigさゆえに値崩れした時の
損は膨大なものになります。
今のマグロ業界の現状は、
まさにそれに近い。
高くなり過ぎた為に消費が鈍り、
新物の入荷で更に在庫が増加。
最大手がキロ数千円単位での値下げに
踏み切ると、他社も追随。
一気に値崩れが進みました。
体力のある大手企業ならまだしも、
弊社のような零細企業なら
あっという間に倒産です。
弊社の商いは対象が異なります。
地元や全国の卸売や小売店、
飲食店への直売、ネット販売による
一般お客様への販売がメインです。
私に出来る事は、
出来るだけ価値の下がらない
そんなマグロをコツコツと仕入れること。
大手企業と同じことは出来ないし、
勝負しても勝つはずがない。
最後はたった一切れの刺身。
これが美味しいとお客様に評価されるか。
小さな商いだからやれることが、
まだまだあるはずです。
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