分かりにくい魚種毎の呼び名

今日の写真はニュージーランド産の
「生」天然南鮪です。
5月30日に静岡市場に入荷したものです。
別名「インドマグロ」とも呼ばれます。
あれっ?南鮪?インド鮪?
これが分かりにくいんんですよね。
(ちなみに「南インド」という漁場もあります…)
ここまでくるともう頭が混乱します
マグロには各魚種毎にいくつも
呼び名があるのです。
南鮪=インドマグロ
本鮪=クロマグロ、本メジ(小型魚)、ヨコワ(幼魚)
メバチ=バチ、ダルマ(小型魚)メジ(幼魚)
キハダ=キワダ、キメジ(小型魚)
また「マグロ」という魚種の
表記の仕方もそれぞれです。
漢字で一文字で「鮪」
カタカナ表記で「マグロ」
ひらがな表記で「まぐろ」
その前に上記の本、南、クロ、インド等の
各魚種毎の表記が連なるわけです。
一般の方からすれば、マグロの魚種の違いは
良くわからなくて当たり前です。
これだけ入り組んでいるのですから。
これにサイズ毎の表記も加わると、
更に訳がわからなくなりますよ。
以下kg単位の表記です。
10下(しも)、10上(かみ)15上(かみ)、
25上(かみ)、40上(かみ)
例えばメバチマグロの場合は、
10下=ダルマ
10/15=10上
15/25=15上=小(こ)バチ
25/40=25上=中(ちゅう)バチ
40上=大(おお)バチ、大鉢
といく通りも呼び名があります。
この表記で行くと静岡市場に並ぶ冷凍マグロは、
「バチ40上」「大バチ」「大鉢」
という表現になります。
また水産物全体の中でマグロの事を
「太物」(ふともの)
と表現したりもします。
「〇〇市場 太物課」という感じです。
南鮪のことを単に「マグロ」と呼んだり、
本鮪のことを「本マ」(ホンマ)と呼ぶことで、
バチ・キハダと区別したりもします。
これにさらに加わるのが、下記の表記です。
「生」or「冷凍」
「天然」or「蓄養」
「延縄」or「旋網」or「定置」or「釣り」
細かく言えば写真の天然インド鮪は、
漁場:ニュージーランド
魚種:南鮪=インドマグロ
サイズ:40上=大インド
状態:生=生鮮、天然
漁法:多分「延縄」か「釣り」
運搬方法:空輸
と表現出来るわけです。
しかしこれはあくまで全体像のみ。
天然物ですから、一本一本品質が異なります。
脂の深いものから赤身まで。
鮮度の良いものから悪いものまで。
色目の良いものから良くないものまで。
様々なランクに分けることが出来ますし、
値段も異なります。
ここまで聞いて頭が痛くなったと思います。
結論、マグロは専門家におまかせあれ!
分からない時はプロに聞くのが一番です。
私も更に精進いたします。

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