今日の写真は先日仕入れた、
冷凍マグロの解凍見本です。
これらは鮮度の良い赤身です。
こんな見本を見ながら、
日々マグロを仕入れています。
例年5月後半から6月にかけては、
近海の生マグロの水揚げが盛んになります。
今年も鳥取県境港水揚げの生本鮪の
入荷が始まりました。
サイズは大き目の90kg位。
天然で脂も有り、しかも本鮪。
販売力のある店舗や大型のスーパー等では、
これを扱うところが増えます。
割を食うのが冷凍マグロ。
冷凍物は解凍しなければ日持ちします。
いきおい生マグロの消費が最優先に。
というのは、まあ仕方がないことでしょう。
ただ今年は例年よりも冷凍マグロの
在庫の滞留が目立って来ています。
6月頭の清水港の洋上在庫は
なんと約2万トン。
これは清水港に停泊している
大型の冷凍運搬船の中の数量です。
陸上の冷凍庫がパンパンなので、
なかなか水揚げが進まないのです。
先月から殆ど減っていません。
浜相場(値決め)も下方修正中で、
じりじりと下げています。
ただ以前の在庫がまだ冷凍庫にあり、
そちらは高い評価のままです。
東京豊洲市場の冷凍バチ40上の
スソ値は現在キロ700円。
ひと頃よりもかなり下がってきました。
まだ下がるかどうか?
こればかりは判断がつきません。
ただ静岡市場にならぶ冷凍マグロを
見ていますと、良品の入荷は少なく
引き合いは相変わらず強いです。
入荷が多いのは並品の赤身です。
これを仕入れて加工しても、
シミやキズが多くて実はあまり安くはならない。
こんなジレンマも正直あります。
脂物に関しては、昨年からの冷凍畜養本鮪の
暴落がいまだに尾を引いている状態です。
現在の末端の脂物の消費は、
値下がりした蓄養本鮪が中心です。
そろそろバチトロの出番かとも思うのですが、
そこにこの生マグロの入荷が重なります。
ちょっと注文が入りにくい。
そんな状況が続いています。
まあここは焦っても仕方がありません。
粛々と良いマグロを仕入れて加工する。
これしかないと思います。
「急いては事を仕損じる」
この精神でなんとか乗り切りたい。
毎年苦しい6月です。
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