「日銀が今年3月に17年ぶりに
金利引き上げに転じるなど、
日本の経済は大きな転換点に来ている」
という調査記事を読みました。
原料・燃料の値上がりと人件費の
価格転嫁の動きが、規模や業種を問わず
静岡県内企業に広く浸透しているとのこと。
ただ一番心配なのは、お給料の増額が
物価高で相殺されてしまうのではないか。
今年は春以降、冷凍マグロはやや
全般的に売れ行きが鈍っている。
弊社の実績上では明らかにその傾向です。
他の商材とマグロ類とで違う点は
「冷凍マグロは値上がりしていない」
これは大きなポイントです。
多分末端の小売価格や卸売価格が、
マグロに関しては値上がりはしていないはず。
値上がりしない要因は供給が
潤沢だからという事が一番です。
冷凍マグロでいえば蓄養物も遠洋延縄物も
どちらも現在は供給過多の状態。
ただ在庫の入れ替えがまだ進んでおらず、
値段を下げたくても高い在庫を各社抱えている。
即値下げすると赤字になってしまう為、
なかなか踏み切れない状態だと思います。
では何故動きが鈍いのか?
私が立てた仮説は、
「品質と価格のミスマッチ」ではないか。
遠洋延縄漁で漁獲、船上凍結された冷凍マグロ。
鮮度と品質にかなりの差が出てしまいます。
水揚げ(浜相場)は各魚種サイズ毎に
まとめて一括して仕入れます。
その後選別されて値付けされたのち、
市場に上場したり問屋間で流通したのち
製品化されて末端の店舗や飲食店に流れます。
スーパーや量販店に行くと、
こちらはだいたいの卸売原価が想像つきますので
「かなり利益を載せているな」
とついつい感じてしまいます。
その売価がかなり高いんですね。
冷凍マグロはお店の利益商材となります。
鮮魚と違い在庫コントロールが効くし、
ロスも少ないからです。
卸売業者が価格を下げても、
なかなか末端価格は直ぐには下がらない。
安くなった分、販売数量がグンと伸びる。
そういう好循環をつくりたいものですが、
なかなかそう簡単に行かないのが
難しいところです。
正直申しまして延縄漁法のマグロの中には
品質の良くないものも多いです。
良くないものは安く売り、
良いものはしっかりと値段を取る。
そういう価格のメリハリが、
もっと出てほしいと思います。
「良いものを出来るだけお求めやすい価格で」
弊社には幸いネットショップがあります。
提供方法をよく考えながら、
お客様に直接サービス出来ることを
これからも行っていきます。
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