6月11日の日経新聞に、
衝撃的なタイトルの記事がありました。
「タコが和牛より高い」
そんなことになっているとは…。
現在日本で流通しているタコは、
アフリカ大陸西部に位置する
モーリタニア産のマダコが中心。
スーパーで売っているタコも、
よく「アフリカ産」と書いています。
たこ焼きに入れるタコも同じ物だそうです。
これが何と10年前の2倍の価格に。
卸値はキロ単価1,668円。
外食で使用されることの多い、
A2等級の和牛の卸値は
キロ単価1,550円〜1,600円位。
本当だ、タコの方が高い!
これじゃたこ焼き屋さんは大変だ!
どうりで今は「たこ無し焼き」とか
他の具材入りの焼き物を売ってるんですね。
本当に切実な問題です。
欧州や中国でのタコの需要が高く、
日本の商社が買い負けている。
もちろん円安の影響も大です。
それに比べて、マグロの安いこと!
現在の静岡市場の冷凍バチ40上の
スソ(最安値)はキロ700円台前半。
東京の豊洲市場では、既に
キロ600円台の声も聞こえてきます。
コロナ禍でマグロ漁船に船員が集まらず、
漁に出れない為大幅に入荷が減った時期。
あの時はスソがキロ1,000円超えでした。
それを思えば安くなりました。
タコのように10年前の2倍という事も
全くありません。
その理由として考えられるのは、
「刺身用」としてのマグロは
やっぱり日本人が一番食べているから。
世界中で刺身を食べる人が増えたと
よく報道されます。
中国でも刺身を食べるのは沿岸部の都会だけ。
内陸部は食べません。
米国も刺身の消費は増えていますが、
「一酸化炭素ガスを添加した」マグロが主流。
超低温設備が少ないからです。
欧州も大都市圏の一部でしょう。
その理由として、地中海や大西洋で
漁獲された本鮪はそのほとんどが
生鮮・冷凍の状態で日本に送られています。
蓄養も天然もそうです。
現地で沢山消費するなら、
日本に輸出される量は減るはずです。
現地での消費は全くゼロではありませんが、
大半は日本向けです。
弊社も含めて中間業者が沢山いる為、
なかなか値下がりが進みません。
でも世界最大の刺身用マグロの消費大国。
それが日本です。
このままじゃたこの方が高くなる?
たこ焼きならぬ「まぐろ焼き」?
業界全体でもっとマグロの消費を
増やして行かないと。
そうマグロは物価の優等生なのです!
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