今日の写真は我が家の長男猫
「みちざね」君です。
一枚目の写真は17年前の6月17日に、
近所の公園で保護した時のものです。
もう一枚は現在のお姿。
私の布団の上で丸くなっています。
とても癒されます。
心の底から愛おしい。
私にとってそんな大切な存在です。
御年17歳になりました。
人間の年齢に直すと84歳だそうです。
猫の平均寿命は13〜14歳。
もう立派なご長寿猫ですね。
猫の一年は人間の四年分と聞きます。
彼の身体の中では、私の4倍の速さで
時間が進んでいることになります。
これまで元気はつらつでしたが、
今年に入り急に元気が無くなりました。
いつもお世話になっている獣医科で
詳しく診てもらったところ
腎臓の数値が良くないとのこと。
年齢的な衰えの面も大きく、
仕方がないことのようです。
猫という動物は中東の砂漠地帯が
原産だと言われています。
少ない水で生きていけるように、
腎臓が常にフルパワーで動いています。
その分腎臓への負担も大きく、
猫の死因のトップは腎不全だそうです。
出来るだけのことはしてあげたいので、
1.毎朝毎晩の投薬(錠剤と溶かしたサプリ)
2.二日に一回の皮下点滴
を獣医師の指導の元で行なっています。
状況は一進一退を繰り返しています。
腎臓の機能が弱ると、体内でつくられた毒素が
上手く排出出来ないので体内に残ってしまう。
これが進むと尿毒症すなわち死に繋がります。
皮下点滴を入れることで体内の水分を増やし、
尿の量を増やすことで少しでも体内の毒素の
排出をうながす。
ただこれもやりすぎは禁物でした。
ひと月がんばって続けていたところ、
呼吸が激しくなり苦しそうになりました。
とても心配なので病院に行き、
レントゲンを取ると背中に水が溜まっていました。
入れた点滴の量が排出出来る量を上回り、
背中に溜まってしまって肺を圧迫。
呼吸がうまく出来ないという結果に。
頑張ってやり過ぎたのが原因でした。
もうそれくらい、腎臓が弱っている。
それが現実なんだと痛感させられました。
その後、数回点滴を止めて様子をみたら
だいぶ回復してきてホッとしました。
それでも点滴はやったほうが良いので、
入れる数量を半分にしました。
皮下点滴は自宅で飼い主が出来る為、
入院・通院に次ぐ「第三の治療法」
と呼ばれているそうです。
2年前に同じく腎不全で亡くなった
「とらちゃん」の時もこの治療を
約2年半もがんばって続けました。
でも今回は更に高齢猫の為、
より細やかに対応を変化させる必要が。
通院して主治医の診断を受けないと、
判断が付かない場面が多いです。
痩せてきて痛々しい身体ですが、
それでも懸命に毎日を生きています。
猫は死を恐れないと聞きます。
彼と一緒にいられる今日一日に、
私自身がまず感謝です。
17年前のあの日、近所の公園で
瀕死の状態だった彼に出会いました。
居ても立っても居られず、
家に連れて帰りました。
今から思えば「彼を救った」というより
彼との出会いで「私が救われた」のです。
そんな彼もいつの間にか年を取り、
体調が良くない日々が続いています。
それでも毎日を懸命に生きています。
こっちも泣いてなんかいられません。
最後まで大事にしてあげたい。
そんな思いです。
17年前の今日、私は幸せを見つけました。
色んなことがありました。
ウチの社長との出会いや、
妻との出会いとも比べられない位、
彼には幸せと喜びを貰いました。
本当にありがとう、みちざね君。
お父さんは君が大好きです。
ずっと一緒にいるよ。
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