木曜日の午前中のことです。
見慣れない携帯番号から、
会社の電話に着信がありました。
HPを開設したのが三年前。
このブログは毎日更新してます。
ほぼ時同じくして
ネットショップも立ち上げました。
以降、問い合わせを頂戴する機会が
とても増えました。
「飲食店でマグロを扱いたい」
「どんな商品があるのか」
「見積もりが欲しい」
「注文方法は?」
本当にありがたいことです。
先日も静岡市内の居酒屋さんから、
お問い合わせをいただきました。
昨日、初回のお荷物を発送したばかり。
商品の評価が気になります…。
さて今日のお電話はちょっとびっくりです。
「あのー、マグロ切ってもらえませんか?」
もちろん見ず知らずの方です。
「ウチは加工場持っていないんですよ。
全部、外部の工場にお願いしているので…。」
お断りするのは簡単ですが、
何か事情がお有りの様子なので
より詳しく尋ねてみました。
とても感じの良い方で、
何かお役に立てればと直感で思った次第です。
「船首さんからマグロの塊(ブロック)を
頂いたんですけど、大きすぎて…。」
聞くと2kg位だそうです。
個人の方でしたら確かに大変そうです。
「船首から貰った」というのが、
いかにも清水っぽい。
冷凍マグロの水揚げ地ならではですね。
いわゆる「小切れ」と呼ばれるもので、
延縄漁船が漁獲したマグロの中で、
丸魚の状態ではなく小さく切った状態で
船上で凍結をかけたもののことです。
早い話が船首さんの「おかず」のようなもの。
冷凍の状態ですからそのままでは
包丁で切ることは出来ません。
全部解凍してから包丁で切るしかない。
ネット検索して、近場にある弊社のHPを
ご覧になって電話されたのでしょう。
さてどうしよう?
「どこか加工場を紹介して欲しい」
とも言われましたが、それもまた大変です。
自分たちのマグロを加工する時には、
委託加工場さんにも頼みやすいです。
まだ日程調整中ですが、来週加工です。
「急がなければ、一旦お預かりして
来週の加工の時に切ってもらいますよ」
「本当ですか!ありがとうございます。
急がないので大丈夫です。
これから直ぐ持って行きます!」
近くにお住まいの方でしたので、
電話で行き方をお伝えしました。
ほんの数分で乗用車が見えました。
ご挨拶して現物を確認。
多分メバチだと思いますが、
尾に近い大きめのブロックでした。
外皮も血合も付いています。
表面全体にグレース(外氷)が付いているので、
やはり船上で切って凍結したもののようです。
切り方も確認。天パネして皮身をサク取り。
天パはやや大きいので半分切り。
一旦預かって加工場を覗くと、
ちょうど午前中の作業が終わる気配。
これならお願い出来そうだと、
現場の監督と作業員の方に
カットをお願いしたところ、
快く引き受けて下さいました。
いつも無理ばかり言ってすみません!
あっという間に作業終了。
出来上がりをお渡しして無事完了。
なんともスムーズに行ったものです。
加工場の皆様、本当にありがとうございました。
このブログを読んでマグロを持ってこられても
何卒ご容赦下さい…。
今回は全てタイミング良く進んだだけなので…。
次は是非マグロご購入のほど、
宜しくお願いいたします!
(会社のパンフ渡し忘れた…)
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