写真のマグロは先日セリ場で撮影したもの。
あまりに素晴らしいマグロだったので、
ついつい写真に撮ってしまいました!
仕入れたわけではございません。
あしからず…。
一年365日の毎日ではありませんが、
月に20日位とすると一年で240日位。
静岡市場へ通い、冷凍マグロの尾っぽを
品定めしていることになります。
飽きないかって?
いやそれが全く飽きないんですよ!
やっぱり天職なんでしょうか?
もちろん仕事ですよ「お・し・ご・と」。
でもどこか楽しんでいる。
そんな自分がいるように思います。
好きこそ物の上手なれと言いますが、
仕入れ上手かどうかは分かりません。
でも私以外にも沢山の方々が、
それこそ目を皿のようにして
一本一本マグロの品定めをされています。
市場の仲卸さんや、市内や遠方から見える
魚屋さん。私のような場外の卸売業者さん。
みなさんそれぞれの目線・尺度で、
マグロに値付けをされます。
セリが始まれば、ある意味「戦い」です。
ルールはとてもシンプルです。
「高い値段を付けた人が買える」
だいたいみなさんが欲しいのは、
写真のようなマグロです。
①脂がグワっと乗って
②鮮度が良くて
③色目が綺麗で透明感がある
こんなマグロは本当に希少です。
そうですね、100本に一本くらい。
だから値段も高くなるのです。
そして、高くても良いものが欲しい。
そういうお客様は必ずいらっしゃいます。
卸売業者からすれば、そういうお客様は
絶対に逃したくありません。
だからこそ三拍子揃ったマグロは、
いつの時でも必ず売れていきます。
さて問題はそれ以外のマグロです。
どれだけ品質の良いものが数多く並ぶか。
相場はそれにかかっています。
良いものが一本だけだと、
いくら高く売れても廻し(平均単価)は
伸びません。
マグロ自体が元から持つ品質(脂・身質)は
漁場や時期によるところが大きいです。
ただ鮮度や処理は、漁船による部分も
かなりあると思います。
セリ場では基本的にロット毎に
分かれて並んでいます。
船名の記載はありませんが、
(出荷者)(船積)(漁場)
これらが明記されています。
一本一本見て行くと、
船毎の特徴がよく分かります。
「尾に付けるロープの材質や付け方」
「凍結する時の技術力や癖」
様々な漁船が漁獲したマグロが並びますから、
違いがはっきりと分かるのです。
良いロットを見つけたら、
まとめて仕入れたいところです。
なかなかそう上手くはいきません。
毎日同じような事をやっていますが、
昨日と同じ物は一つもない。
そうセリ場のマグロは常に新しいのです。
こんなに一度に沢山のマグロが見れて、
さらに運が良ければ好きなマグロだけを
仕入れることが出来る。
マグロのセリ場は本当に飽きません!
でも一つだけ困ったことが。
冷凍マグロの解凍が進まないように、
夏でもガンガンに冷房を効かしているのです。
一瞬なら良いのですが、私のように
何十分も部屋の中にいると寒い寒い!
お腹が痛くなるんです…。
(腹巻きでもしようかしら?)
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