コスト高に頭を悩ます | ［公式］静岡の冷凍マグロのセレクトショップ　海生水産

冷凍マグロの商いを続けていく中で、
今一番頭を悩まされるのが
様々なコストの上昇です。
マグロ自体のコストは、実はそれほど
変化がありません。
日々市場のセリで仕入れていますから、
ぐるぐる在庫が回転してさえすれば
それほど変動しないものです。
電気代の高騰が徐々に各冷凍庫さんからの
保管料の値上がりに繋がっています。
超低温の冷凍庫に保管しているからこそ、
冷凍マグロの品質が保たれるわけです。
どうしても必要なコストだと言えます。
マグロ丸魚の在庫と、製品在庫。
この二つの在庫を常に持っていますから、
どうしても保管料がかさむことに。
色々と知恵をしぼり、出来るだけ在庫を絞る。
そういう方向を目指してはいますが、
言うは簡単、なかなか実現は難しい。
価格に転嫁すれば良いのですが、
これがまた難しいんです。
弊社が扱うマグロの主力はメバチマグロ。
トロと赤身の商品があります。
より高級なマグロとしては本鮪と南鮪があります。
この二つのマグロは高級であるが故に、
蓄養物が現在では主流です。
これらの蓄養物は入荷が潤沢なので、
価格は弱含みで推移しています。
より上級グレードな本鮪と南鮪の価格が
低迷している中で、メバチマグロのトロだけ
値上げというのが難しいのです。
メバチには天然物しかないので、
現在のセリ場は脂物が極端に少なく
相場は強めなのに…。
旧盆商戦が終わり、次はもう年末の事を
考えながら仕入れをしていくことに。
様々なコスト高と強めの原魚相場。
これからの価格設定には、
相当頭を悩ませることになりそうです。