(今回はマグロと関係なしです)
今回は小沢健二さんについて。
1994年8月31日に発売された
彼の2ndアルバム”LIFE”。
発売30周年記念という事で、
武道館で全曲再現ライブが開催。
2024年リマスター版が配信開始。
アナログ盤が再発されました。
これがとても売れているそうで、
ライブも大盛況でSNSはお祭り状態に。
当時の熱烈なファン層は、
私よりもう少し若い世代でしょうか。
もちろん私のような現在50代も、
彼と同世代ながら聴き惚れていました。
このアルバム以降はルックス的にも
「王子様」的存在として
若い女性に大人気となりました。
一度だけ浜松で見たライブ。
いち男性ファンとしては、
ちょっと肩身の狭い気持ちでした。
いち洋楽ファンからしても、
その引用センスと解釈の深みがとても良かった。
よく言われる「パクリ」などとは違い、
曲のアレンジや導入部分を引用しても
楽曲自体の出来(歌詞も含めて)が
とにかくバラエティーに富んでいて
そのどれもが素晴らしい。
30年後の今、あらためて聴き直してみると
その魅力にグイグイ引き込まれていく。
そういう稀有なアルバムです。
内省的で1stアルバムと比べると、
どこでここまで弾けたのかという位、
圧倒的な高揚感に包まれた楽曲群。
1stアルバムの時とは、
まるで別人のような感じすらします。
「今夜はブギーバック」の小沢健二バージョン。
こんなに聴いたのは久しぶりです。
90’s Hiphop好きとしては、
どうしたってNice & Smoothの
“Cake and Eat It Too”を想像してしまう。
30年を経た今、ハッキリ言える。
歌とラップの絶妙なブレンド具合。
断然こっちの方が上だよ!
正直言って、この辺りは一度断捨離しました。
CD、12インチ、CDシングルやビデオ等。
沢山持っていましたが、買取に出したり
人にあげたりしてもう手元にない。
色んな思い出もあります。
良いものも、あまり思い出したくないものも。
全てを引っくるめて、
あらためての感動をありがとう。
ずっと離れずに聴いて来たファンの方々には
大変申し訳ないですが、30年を経て
自分なりにその良さを再確認したのです。
中西康晴さん(元上田正樹とサウストゥサウス!)
のキーボードと
井上富雄さん(元ザ・ルースターズ)のベース、
青木達之さん(スカパラ)のドラムのリズム隊は
1stアルバムから変わらず。
2ndではそこにスカパラホーンズが加わり、
これが曲のアレンジの幅をとても広げました。
この人選はもちろん小沢さんなのでしょうが、
絶妙なバランスで今聴いてもその目の鋭さには
感服です。
富雄さんの太い音で歌うようなベースが、
曲を引っ張ってグルーヴさせていきます。
ステディでとてもタイトに、そして軽く叩く。
青木さんのドラムが、私は大好きでした。
今回聞き直して、その思いがさらに強くなりました。
もっと青木さんのドラム、聴きたかった。
バックの強者達の熱演と、
それを引き出した小沢健二さんの実力。
生まれた楽曲達の素晴らしさ。
今の若い人たちにもぜひ届いて欲しい。
そんな思いで書いてみました。
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