
今日の写真は、
メバチマグロの中トロサクです。
もちろんこちらは天然物。
メバチマグロには「蓄養」と呼ばれる
養殖物は存在しません。
蓄養物が存在するのは、
マグロの中でも高級な二種のみです。
本鮪と、その亜種である南鮪です。
そして大手回転寿司チェーンをはじめ、
大手の量販店やスーパー等の
主力トロアイテムはまちがいなく
この二種の蓄養物なのが現状です。
おまけに現在では日本近海での
本鮪の蓄養が盛んになりました。
ますます蓄養物のトロが身近になっている。
それがマグロ業界の現状です。
身近という事は簡単に手に入るということ。
すると当然のことながら、
希少性は失われて行きます。
需要と供給の関係をみても、
需要を供給が上まれば、価格は下げるしかない。
現在行われている「本鮪大トロ100円」セールは、
まさにそういう環境下で生まれたものでしょう。
弊社は創業当初から天然物が中心です。
それはもちろん大手との差別化という
意味が大きかったと思います。
他所が出来ないことをやる。
それが生き残る道だと考えました。
目下の課題は在庫のアンバランスと、
上脂物の仕入れ価格の高騰です。
現在のセリ場の状況は、
良品が少なく引き合いが強い。
10月に入り、年末商戦向けに
各社仕入れに注力し始めた。
そんな環境になっています。
幸いこれまで貯めた在庫があるので、
それを上手く活用していこうと
考えています。
とかく天然物の仕入れは本当に難しい。
保管料や経費の問題も頭が痛い。
価格に転嫁せざるを得ないのですが、
蓄養トロの安売りがボディブローのように
覆い被さってくる。
問題山積みのマグロ業界です。
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