今日の写真はぶりの照り焼きです。
もちろん天然物です。
新静岡セノバ地下の中島水産で購入。
今年は天然のぶりが豊漁だそうな。
私は養殖物のぶりはちょっと苦手。
出来れば天然物が食べたい人間です。
一時はぶりと言えば養殖ばかりでしたが、
近年は天然物も漁獲が増えました。
価格差も無くなり、逆転すらしてます。
現在スーパーや鮮魚店の売場では、
ぶりの売り込みが目立ちます。
さて私の専門分野のマグロはどうでしょう?
本鮪と南鮪という二種類の高級なマグロが、
蓄養されてトロばかりのマグロに変身。
価格も手頃となり、スーパーや量販店
大手回転寿司チェーンで販売。
手軽にトロが口に出来るとあって、
人気商材となりました。
地中海やオーストラリアからの冷凍物が
長らく中心でしたが、近年は日本近海で
本鮪の蓄養事業が盛んになっています。
日本近海で蓄養された本鮪は、
基本的に生の状態で流通していきます。
生の方が価値が有る=高く売れる
生鮮の流通経路も確保されているからです。
「生鮮・蓄養(トロ)・本鮪」
と三拍子揃った一番の人気者です。
ところがぶりと同じく、マグロも
近海の天然物が豊漁の時もあります。
天然物は脂があってこそですが、
赤身でも生なら高く売れます。
いつでも簡単に「生」の蓄養本鮪が
手に入るようになるとは、
思っても見ませんでした。
では蓄養物が一番人気かというと、
実はそうでもないのが現状です。
絶対的価値は比較しずらいですが、
①近海の生本鮪(天然)脂
②輸入の生本鮪(天然)脂
③近海の生本鮪(蓄養)
④近海の生本鮪(天然)赤身
⑤輸入の生本鮪(天然)赤身
ざっくり言うとこんな感じでしょうか?
近海の蓄養はセリには殆どなりません。
出荷量が安定している為、
年末年始のスーパーや量販店では、
チラシ訴求の目玉アイテムが定着。
それでも近海の天然物の方が、
価値としては上で特に年末年始は
引き合いが強くなります。
ぶりの世界と同様に、マグロの世界でも
天然と蓄養がしのぎを削る状態に。
ここに冷凍マグロも絡んでくるので、
さらに話がややこしくなります。
とにかく、一年で一番マグロが売れる月。
12月はそんな月なのであります。
マグロは多種多様です。
そのマグロがどこでどのように
漁獲されて店頭に並ぶのか、
ぜひ一度想像していただきたいものです。
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