インタビューについて

今回は生まれて初めて受けた「インタビュー」についてです。

長年会社で使用している会計ソフトの会社から、昨日インタビューを受けました。
数か月前、先方から業務内容についてのアンケートがあり
メールで回答。

その際に

「詳しい内容はインタビュー形式でお願い出来ますか?」
という問いに「はい」と返事したところ、
「では宜しくお願いします」
とすんなりと決まりました。
こんなご時世ですから、オンラインでのインタビューです。
ZOOMというソフトを利用して、さながらテレビ会議風。
初めてのインタビュー、更にZOOMも使うのが初めてです。
無事に接続も完了して、俎板の鯉状態に。
冷や汗をかきっぱなしの約一時間でした。
(当初は40分の予定でしたが、話が弾んで延長となりました)

お話した内容は、弊社の具体的な業務内容(経理事務)
についてがメインです。
担当の方は、事前に弊社のHPを見て下さったようで
お話もスムーズに進みました。

マグロの仕入から、
各得意先への販売~請求~入金管理まで。
会社のお金の流れ全体を入力する「会計ソフト」と請求書を発行する為の「販売ソフト」は別のパソコンに入れ、別の人間が(私と事務のアルバイト)入力しています。
以前は私が一人で全部やっていましたが、自分の間違いにはなかなか気づかない事が多いです。
特に請求書は大切ですから、第三者に入力をお願いしてミスの予防に努めています。

売上については、請求書発行の際に入力もれがないか売上台帳や各冷蔵庫の在庫数量と付け合わせします。
仕入については、セリ場での仕入は日々発生しますから毎日の仕入金額の確認と確定は必須です。
弊社はまだまだアナログな会社なので、紙の台帳も健在です。
製品在庫帳、原魚在庫帳
売掛帳、買掛帳
それぞれ紙の物とPC上のデータと付け合わせします。
先方との会話の中で、弊社やマグロ業界特有とも思われる
非常にアナログで遅れている部分と、今後のペーパーレス社会への対応の遅れという問題点も浮き彫りになってきました。

販売ソフトを導入する時に困ったのが、冷凍マグロ特有の「キロ単価」という設定です。
販売=数量×単価ですかから、マグロのサク1kgや5kg等の定貫商品は良いのです。
マグロの丸に近い形の商品や高額な本鮪等は定貫に出来ないものがどうしてもあります。
設定を変更すれば㌔単価にも対応出来ることが今の販売ソフトに決めた理由でした。

インタビューを受けながら、そんな会社設立当初の時期の事をふと思い出していました。

恥ずかしながら、それまで殆ど営業しかやってこなかった為、設立当初は本当に困りました。
経理事務の専門者など居ませんから、全部私がやるしかない。
当時は家計も妻にまかせっきり。
銀行振込のやり方すら分かりませんでした。
今思えば、全くお恥ずかしい限りです。

そんな時、私を助けてくれたのはこの会計ソフトでした。
私のような会計の素人でも、一つ一つ学びながら入力出来ました。
確か会計についてのセミナーにも参加したはずです。
もう10年以上も前の事です。
今は当たり前の事が、当時の自分にはとても大変でしたがとても良い経験を積むことが出来たと感謝しています。

写真は事務所に置いてある観葉植物のパキラです。
設立当初、近所のホームセンターで買いました。
パキラの別名は「発財樹」。金運が良くなるということで選択。
枯れずに頑張ってくれていますが、さすがに間延びしていました。
5月~6月にかけてが一番剪定に適しているという事なので、先月初めて剪定をしてみました。
すると、写真のように切った直ぐ下の芽の部分から新芽がどんどん伸びて来ました!
日々成長するその姿に、毎日社長と目を丸くしています。

昨年来のコロナ禍の影響も踏まえ、弊社ではHPを作り、ネットショップを始めました。
パキラの新芽のように、弊社もグングン伸びていきたい!
人生初のインタビューを受け、そんな事を強く思った1日でした。