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今日の写真は、静岡市場に入荷した生マグロ、ニュージーランド産の天然南鮪です。
参考までに、
7/5(月)東京の豊洲市場の相場です。
本数20(うちセリ残り15)
高値4,300
中値3,240
安値2,300
となっています。
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静岡市場に入荷したマグロ(約40から50kg位)を見たところ、素晴らしい上脂物と、赤身で真っ黒な魚とその差が確かに激しいなと思いました。
生マグロは食感の良さに価値が有るのですが、色目が良くなくて鮮度も悪いマグロでは生食が出来るのか不安になる位です。
生マグロは本当に難しいなとあらためて思います。
「マグロに旬はありますか?」とよく聞かれます。
例えばこのニュージーランド産の生南鮪は、これからが旬。
脂がのってきます。
ニュージーランドは南半球ですので、これから冬を迎えるからです。
例えば、日本近海のあの有名な「大間の本鮪」も冬に向かう時期の方が水温も下がる為、脂がのって身も引き締まっていきます。
南半球では夏と冬が逆転しますので、ニュージーランド産の天然南鮪はこれから脂がのってくると言う訳です。
このように、世界中から日本の市場に向けて旬のマグロが空輸される、凄い時代になりました。
年間を通じて生の状態で旬のマグロが手に入るようになりました。
「天然」の生マグロ(日本近海・輸入物)
「蓄養」の生マグロ(国産・輸入物)
これら生マグロ入荷状況が、冷凍マグロの売れ行きに多大な影響を及ぼす。
その傾向は今後ますます強くなるでしょう。
弊社も他人事ではありません。
常にアンテナを張っていきます。